ブラントノーズガーが餌を食べないのは病気だから?~考えられる原因と対策を解説~
ブラントノーズガーは丈夫で飼いやすく、餌もよく食べる魚です。通常であれば生き餌・人工餌ともに慣れてくれるはずです。そんなブラントノーズガーが餌を食べてくれなくなったら、飼い主としてはとても心配です。この記事では、ブラントノーズガーが餌を食べない原因と対策について、実体験をもとに解説します。これから飼育を検討している方や、飼育中の方は参考にしてください。
目次
ブラントノーズガーがエサを食べないのはお腹がいっぱいだから?
単純にブラントノーズガーのお腹がいっぱいで餌を食べない可能性があります。生き餌には特に反応して捕食しようとするブラントノーズガーも、お腹がいっぱいだと追いかけません。これが理由なら安心です。

対策
お腹がすくまで時間をおいてください。基本的には、丸1日何も食べていなかったらお腹が空くはずですが、2,3日様子を見て、それでも食べなかったら他に原因がある可能性が高いです。
ブラントノーズガーがエサを食べないのは人工餌に慣れていないから?
ブラントノーズガーは人工餌に慣れやすいといっても、いつも生き餌を与えていて、いきなり人工餌を与えても、見向きもしないことが多いです。徐々に慣れさせていく必要があります。

対策
一番の対策は、ブラントノーズガーが小さい幼魚の頃から人工餌を与えて慣れさせることです。最初から人工餌を与えれば、ほとんどの場合食べるようになります。
既に生き餌を与えている場合は、少しの間絶食をさせて空腹状態で人工餌を与えましょう。成魚であれば最長1週間ほど絶食しても問題ありません。幼魚のうちは体力がないので、最長で2.3日程度にしてください。
どうしても食べない場合は、他の魚と混泳させる方法も考えられます。競争が起きる環境に置くことで、他の魚に釣られて食べることもあります。
ブラントノーズガーがエサを食べないのは餌に飽きているから?
ブラントノーズガーが普段食べている人工餌を急に食べなくなった場合は、同じ種類のエサに飽きが来ている可能性も考えられます。また一度生き餌を与えると、その美味しさを覚えてしまい、人工餌に対する食いつきが悪くなることもあります。
対策
別の種類の人工餌を与えてみてください。匂いが変わることで食べることもあります。
また、上述のようにしばらくの期間絶食をさせて、お腹を空かせることで再度食べるようになることが多いです。
ブラントノーズガーがエサを食べないのは体調が悪いから?
ブラントノーズガーが体調を崩している可能性が考えられます。体調を崩す原因は飼育環境の悪化、外傷などによって元気を無くしている可能性が考えられます。一つずつ原因を分析し、対策を行うようにしましょう。
対策
水質悪化の場合
飼育水が汚れすぎていると、ブラントノーズガーが体調を崩すことが多いです。ブラントノーズガーは丈夫で飼育しやすく、phなどの値にはうるさくありません。物理ろ過や生物ろ過が追い付かず、単純に水が汚れている可能性が高いです。一番の対応策は水替えを行うことです。悪化具合にもよりますが、最大で飼育水の半分~2/3くらいを毎日水替えしても問題ありません。
水温の乱高下の場合
ブラントノーズガーに適した水温は20~28℃です。極端な低温・高温では弱ってしまいます。ヒーターやクーラー等で調節をしてあげてください。また水温の急激な変化でも人間と同じように体調を崩しますので、ゆるやかに調整をしてあげてください。
外傷・ケガの場合
ケガをすると当然弱ってしまいます。ケガの原因には、尖った流木や硬い岩、底砂などとぶつかった、擦れたことによるスレ・外傷の可能性が考えられます。また混泳相手との喧嘩や縄張り争いによる外傷にも注意しましょう。一番の対策はケガの原因を水槽から取り除くことです。またケガをしてしまった後は、後述の塩水浴や薬浴による治療・病気の予防を行いましょう。
ブラントノーズガーがエサを食べないのは病気だから?
ブラントノーズガーは丈夫で飼いやすい魚ですが、エロモナス菌やカラムナリス菌といった水中の常在菌が原因の病気や、白点病など寄生虫が原因の病気になる可能性があります。明らかに元気が無い、苦しそうに浮いている、落ち着きがないなど、いつもと違った行動をしている場合や、ヒレや鱗などが赤くなるなど見た目に変化があったりすると、病気の可能性が考えられます。

対策
病気の予防
1番の対策は病気になる前の予防です。多くの病気は水質の悪化と、魚の免疫低下が原因です。こまめに水換えをし、ストレスの少ない環境を目指しましょう。
エロモナス菌による病気の場合
エロモナス菌による病気には様々な種類があり、その症状も様々です。
- 内出血のような赤い斑点が出る
- ヒレやエラの付け根が赤い
- 目が飛び出る
- 鱗が逆立つ
などの症状がある場合は、エロモナス菌による病気が疑われます。既に病気の症状が見られる場合は、初期のうちはこまめな水換えをしながら様子を見ます。悪化する場合には、塩浴や、グリーンFゴールドなどによる薬浴を行いましょう。
カラムナリス菌による病気の場合
エロモナス菌同様、代表的な魚病菌であるカラムナリス菌による病気にも注意しましょう。主な症状としては、ヒレ付近が白く濁り、進行するにしたがってボロボロになって消失してしまいます。
上記同様、こまめな水換え、塩水浴・薬浴を行なってください。
その他の菌、寄生虫による病気の場合
ブラントノーズガーは、その他の菌や寄生虫による病気にも罹る可能性があります。
- 体に白い斑点ができる
- 体やヒレが綿毛のような菌糸状のものに覆われる
上記のような症状が出たら、菌や寄生虫への感染を疑いましょう。こまめな水換え、塩浴、薬浴とともに、水温を上げることが有効です。30℃近くまで水温を上げることで治療効果が見られます。ブラントノーズガーの適温より少し高いので、様子を見ながら慎重に行いましょう。
薬浴はメレンチブルーを使用します。グリーンFゴールドとともに常備しておくと安心です。
まとめ
ブラントノーズガーが餌を食べない原因は様々な理由が考えられます。よく様子を見て、考えられる原因に対して一つずつ対策を行ってください。また魚が罹りやすい一般的な病気になる可能性もあります。病気が疑われる場合には、慎重かつ迅速な行動で対処しましょう。



