ルドウィジア・スーパーレッドの育て方|鮮やかな赤にするコツと「赤くならない・枯れる・CO2なし」対策

ルドウィジア・スーパーレッドの特徴と基本情報

ルドウィジア・スーパーレッドは、アカバナ科(オンガラクサ科)ルドウィジア属の一種で、その名の通り鮮烈な赤色の葉を持つ人気の水草です。アクアリウムの中景〜後景のアクセントプランツとして非常に映え、初心者から上級者まで幅広く楽しまれています。葉は細長い楕円形で対生し、水中では茎も葉も赤く染まります。成長速度は比較的速く(中程度〜速い)で、適切な環境ではどんどん新芽を展開します。上手に育てれば水槽内でひときわ目を引く“鮮烈の赤”を長期間楽しむことができるでしょう。

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育成環境

ルドウィジア・スーパーレッドが健康的に赤く育つためには、環境条件を適切に整えることが重要です。以下に基本となる育成条件をまとめます。

光量(照明)

高光量を好みます。強めの照明を十分に当てることで葉の赤色がより鮮やかに発色します。中程度の光量でも成長自体は可能ですが、その場合は葉色がやや緑がかって赤みが薄くなることがあります。目安として1日8〜10時間程度ライトを照射すると良いでしょう。照明にはLEDライトが扱いやすく、高光量を得やすいのでおすすめです。

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CO2(二酸化炭素)

CO2の追加添加は強く推奨されます。CO2無しでも育成は不可能ではありませんが、経験上CO2を添加した方が間違いなく赤く育ち、成長も速まります。一般的な60cm水槽なら毎秒1滴程度、90cm以上なら毎秒2滴程度のCO2添加が目安です。

水質(pH・硬度)

極端な水質でなければ適応しますが、弱酸性〜中性(pH5.5〜7.5)くらいが望ましいです。硬度も軟水が最適とされますが、中程度の硬度(GH6前後)までなら問題なく適応します。水質よりも光やCO2のほうが発色への影響が大きいですが、ソイル床を使う場合は弱酸性寄りの環境が維持しやすくおすすめです。

水温

22〜26℃前後のいわゆる熱帯魚水槽の標準的な水温が適温です。20〜28℃の範囲であれば生育可能ですが、極端な高温・低温は避けます。冬場はヒーターで加温し、水温が低下しすぎないようにしましょう。屋外で冬越しできるほどの耐寒力はありません。

底床(土壌)

基本的に栄養分を含むソイル系の底床を使用すると生育が安定します。ただし、本種をより赤く育てたい場合は過度に肥沃すぎる底床は避けた方が良いという意見もあります。底床は程良く栄養を含む吸着系ソイルや栄養控えめのソイルで十分育ちます。ソイルを使わず大磯砂などでも育成は可能ですが、その場合は根からの栄養供給が得られない分、後述の液肥や底床肥料で補うと良いでしょう。

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肥料(栄養)

成長が早く葉数も多い有茎草のため、定期的な肥料の補給が大切です。特に赤系水草の色揚げには鉄分の添加が効果的です。底床肥料(固形肥料)については、植栽初期や栄養系ソイルでない場合に根元付近に埋め込んでおくと、根からの吸収を助けて茎が太く育ちます。ただし肥料のやりすぎはコケの原因ともなるため、水槽全体の栄養バランスを見ながら調整しましょう。

植え方

水草水槽にルドウィジア・スーパーレッドを導入する際の植え付け(植栽)方法を説明します。適切な植え方をすることで根付きが良くなり、その後の成長もスムーズになります。

1. 植栽の準備: 購入直後の株はポットやウールに植えられている場合が多いです。まずそれらから丁寧に株を取り出し、根や茎に付着したロックウールなどを水洗いしながら落とします。次に、下葉を数枚カットしましょう。茎の下部3〜5cm程度は葉を落として節をむき出しにしておくと、植え込んだ際にその部分から根が出やすくなります。また、傷んだ葉や溶けかけの葉があればこの段階で取り除いてください。

2. 植える場所と配置: ルドウィジア・スーパーレッドは中景〜後景向きの水草です。水槽レイアウト上、背景に赤のワンポイントを作りたい位置を決めて植栽しましょう。一箇所にまとめて密植すると赤のボリュームある茂みになり、レイアウトの主役級アクセントになります。反対に点在させると各所に小さな赤のアクセントが散らばる形になります。強烈な赤なのでレイアウト上は植えすぎに注意し、他の緑の水草とのバランスを取ることも大切です。

3. 植え込み作業: ソイルなど柔らかい底床の場合は、ピンセットを使って茎を挟み、ゆっくり底床に挿し込みます。先述の通り下葉を落として裸にした茎の下部(約3cm)がしっかり底床に埋まるように植えます。1本ずつ植えてもよいですが、初心者の場合は2〜3本まとめて束にして植えると浮き上がりにくく安定します。束植えする場合も、根元はぎゅっと近づけて、上部の葉は開くように少し広げて配置すると、植えた後に葉が重なり合いにくいです。植える間隔はあまり詰めすぎないようにしましょう。各株の根元同士に1〜2cm程度は間隔を空けて植えると、光が下葉まで届きやすくなり、また成長後に茂った際もトリミングしやすくなります。

4. 初期活着のポイント: 植栽直後は、水流や浮力で茎が抜けやすいので注意します。特に茎が長い場合は斜めに植える、もしくは適度な高さでカットしてから植えると良いでしょう。植え終わったら茎が浮いてこないか確認し、必要に応じて軽く根元をソイルで押さえます。植え込み後しばらくは照明を弱めにするか照射時間を少なめにして、水草が環境に慣れるのを待つと溶けを抑えられます。

美しい赤を引き出すコツ

ルドウィジア・スーパーレッド最大の魅力は、なんといってもその鮮やかな赤色です。しかし環境によってはせっかくの赤みが十分発揮されず、緑っぽくなってしまうこともあります。「赤くならない」と悩んでいる方のために、葉を真っ赤に色付かせるためのポイントをまとめます。

  1. 強い光量を確保する: 赤系水草の発色には光量が最も重要です。特にルドウィジア・スーパーレッドは強い光を当てると赤が際立ちます。照明が弱いと赤色は薄れ、脇芽も出にくくなります。可能な限り明るいライトを使用し、陰にならない配置にしましょう。青と赤の波長を多く含むLED照明だと発色が良くなります。
  2. CO2をしっかり添加する: CO2不足も発色不良の原因になります。CO2あり/なしで育てた場合の比較では、添加ありの方が明らかに色が濃く赤く育つという報告があります。植物体内の光合成が活発になり、栄養吸収も促進されるためです。多少費用はかかりますが、発色重視ならCO2システムの導入が望ましいです。
  3. 鉄分を欠かさず補う: 赤い葉の色素(アントシアニン)を作るにはとりわけ鉄分が関与すると言われます。市販の鉄分液肥を含む水草用栄養剤を定期的に添加しましょう。毎日少量ずつの添加が理想的ですが、難しければ水換え毎に規定量でも構いません。鉄分不足になると新葉が黄色っぽくなり、赤みが冴えなくなることがあります。
  4. 窒素(硝酸)のコントロール: 一般に、硝酸態窒素の濃度が高すぎる環境では水草は緑色が強まり、低めの環境では赤みが増す傾向があります。ルドウィジア・スーパーレッドは窒素過多だと大きく成長しますが色はやや緑寄りに、窒素控えめだと小ぶりながら赤みが強くなる傾向が指摘されています。そのため、極端に栄養リッチなソイルを避けたり、定期的な水換えで過剰な硝酸をリセットすることが有効です。魚が多く富栄養化しやすい水槽では、週1回以上のこまめな水換えで硝酸濃度を適正化しましょう。ただし逆に窒素不足でも成長が止まり葉が白化するので、バランスが肝心です。あくまで「過剰になりすぎないよう管理する」程度に意識してください。
  5. 水質・水温の安定: 急激な環境変化や悪化は色づきにも悪影響です。水槽の水質を清浄に保つため、週1程度の定期的な水換え(全量の1/4〜1/3)を行いましょう。特にコケの発生や有機物の蓄積は葉に汚れが付いたり調子を崩す原因になるため、フィルターの掃除や底床の掃除も適宜行います。また水温も常に適温内に保ち、ヒーターや冷却ファンで25℃前後の安定した環境を維持しましょう。水温が下がりすぎると光合成や色素形成が鈍り、赤みが褪せることがあります。

以上のポイントを押さえることで、初心者でもルドウィジア・スーパーレッド本来の美しい赤色を引き出すことができます。「強光+CO2+鉄分+適度な栄養+安定環境」がキーワードです。「思ったより赤くならないな」と感じたら、今一度これらの条件を見直してみましょう。

トリミングと増やし方

ルドウィジア・スーパーレッドのトリミング(剪定)方法と、差し戻しによる増やし方について解説します。

トリミングの基本

ルドウィジア・スーパーレッドは茎が縦に伸びる有茎草なので、目的の高さに達したら茎をカットして高さを調整します。理想のレイアウト完成高さより少し低めの位置で切るのがコツです。前景に近い部分では短めに、後景は高めに残し、斜めの段差をつけるようにすると自然な景観になります。カットした直下の節(切り口付近)からは新しい芽(脇芽)が複数出てきます。この性質により、トリミングを繰り返すことで横にボリュームのある茂みになっていきます。

しかし、本種は下葉が痛みやすいという性質も持っています。上部を何度も切り詰めていくと、古い下の方の葉が光不足や栄養不足で黄ばんだり溶けたりしやすくなります。また、繰り返しトリミングされた株は茎が段々細く弱くなり、新しく出る脇芽もやや小型化する傾向があります。そのため、見た目が悪くなってきたら差し戻しによるリフレッシュを行いましょう。

差し戻しと増殖

差し戻しとは、トリミングで切り取った上部の茎を再び底床に植え直すことです。ルドウィジア・スーパーレッドは差し戻しによる増殖が容易で、切った茎をそのまま挿せば高確率で活着して新しい株として成長します。差し戻しの手順は以下の通りです:

  • 高さが伸びすぎた茎や、下葉が枯れ落ちて下部がスカスカになった茎を根元から5〜10cm程度残してカットします。カット位置は葉が対になって生えている節の少し上あたりが良いでしょう。
  • 切り取った上部の茎について、下方の葉を数枚取り除きます(これは植え付け時と同様、下部節から根を出させるためです)。
  • その茎を別の場所または元の場所の近くに新しく植え直します。植え方は最初の植栽時と同じ要領で、ピンセットで丁寧に挿します。
  • 残された元株の根元側には複数の脇芽が出てきますので、元株+差し戻した新株の両方から茎が増える形になり、結果的に株数が倍増します。

このようにして増えた茎がまた水面近くまで伸びたら、同様にトリミング&差し戻しを繰り返すことでどんどん株を増やすことが可能です。差し戻しを行うタイミングは、水槽レイアウトの維持管理にもよりますが、だいたい月に1回程度、もしくは茂りすぎて照明を遮るようになってきた頃合いが目安です。

トリミング時の注意点

  • 栄養管理: トリミングは植物にとってダメージでもあります。切った後は成長が一時的に停滞したり、脇芽形成にエネルギーを使います。事前に栄養補給や水換えをしておくとスムーズです。
  • 切り口の処理: カットした茎の切り口に古い葉やゴミが引っかかっていると腐敗の原因になります。トリミング後、水槽内に浮遊した葉片はすぐにネットですくいましょう。また元の株の切り口から不要な脇芽がたくさん出る場合もあります。レイアウト上邪魔になる芽は小さいうちに間引きします。
  • 工具の清潔: ハサミやピンセットは清潔なものを使いましょう。雑菌が付いた器具で切ると切り口から株が溶けるリスクがあります。トリミングごとに軽く熱湯消毒するかエタノール拭きすると安心です。

まとめ

ルドウィジア・スーパーレッドは、その美しい赤色で水槽レイアウトに華やかさを添えてくれる魅力的な水草です。育成条件さえ押さえれば初心者でも難しくなく、むしろ成長が早く反応がわかりやすいので育てがいがあります。ポイントは光・CO2・栄養のバランスと定期的なトリミングです。ぜひ本記事の内容を参考に、あなたのアクアリウムでも「鮮烈の赤」を存分に楽しんでください。

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