ダトニオプラスワンの大きさと成長速度~最大サイズと、適した水槽についても解説~

ダトニオプラスワンを含め、ダトニオは成長速度が遅いことで有名な熱帯魚です。餌をたくさん食べる大食漢であるにもかかわらず、なかなか大きくならないことから「燃費が悪い」と表現されることもあります。この記事ではダトニオの種類ごとの最大サイズと、それぞれに必要な水槽の大きさ、そしてダトニオプラスワンの飼育実績を基に、ダトニオの成長速度について詳しく解説します。

ダトニオの最大サイズ

ダトニオにはいくつか種類があり、種類によって大きさは異なります。どの種類も基本的には成長速度は遅いと言えます。まずはダトニオの種類ごとに最大サイズと、単独で終生飼育することを前提に必要な水槽のサイズをまとめました。

ダトニオの種類最大サイズ最低限必要な水槽サイズ
ダトニオプルケール(シャムタイガー、本ダトニオなど)70cm120㎝規格水槽
ダトニオミクロレピス(ダトニオプラスワン)50cm90㎝規格水槽
フォーバータイガー40cm90㎝規格水槽
メニーバータイガー40cm90㎝規格水槽
ダトニオカムプベリー(ニューギニアダトニオ)50cm90㎝規格水槽

上記の通り、ダトニオの体長は40㎝~70cmと種類によって異なります。ダトニオプラスワンは最大50㎝と比較的大型化する傾向にありますが、飼育下では自然化の最大サイズまでは育たず、多くの場合30〜40cmほどで成長は止まることが多いです。それでもダトニオを終生飼育するためには、最低でも90㎝規格水槽以上の大きさを準備してあげたほうが良いです。ダトニオプルケールでは、120㎝規格水槽以上の大きさが必要になるでしょう。

ダトニオの種類と特徴の詳細についてはこちら

大きく育てるためのコツ

ダトニオプラスワンをなるべく大きく育てるためには、基本的には栄養価の高いエサをたくさん与える、1できる限り広い水槽で飼育する、水温や酸素濃度を高く維持し、適度な水流を作ることで代謝を上げる、といった方法が挙げられます。

また高さが十分にある水槽で育てると、体高が高く立派な個体が育つと言われています。

ダトニオの成長速度

ダトニオは成長速度が遅いことで有名な熱帯魚です。あまり動かず、餌も大した量を食べないのなら納得がいきますが、ダトニオは動きも活発で、餌もたくさん食べる大食漢であるため「燃費が悪い」などと表現されることもあります。

ダトニオの餌の詳細についてはこちら

成長速度の比較実験

どの種類のダトニオでも傾向は変わりませんが、ここではダトニオプラスワンを実際に飼育した経験から、ダトニオの成長速度について解説します。

市販されているダトニオの最小サイズといえる、約5㎝程度の個体を購入し、飼育を開始しました。分かりやすくするため、同時にほぼ同じサイズで購入したアルビノオスカーと比較します。ちなみにオスカーは成長が早いとされる熱帯魚です。

餌は生きたミナミヌマエビやアカヒレ、冷凍赤虫などを毎日~2日に1回程度与えます。

半年後の大きさ

産卵用の隔離ネットを使って同じ水槽で飼育したため、飼育環境はほぼ同じですが、半年後の大きさはダトニオプラスワンが10㎝弱、オスカーが約20㎝と早くも大きな差がつきました。どちらも大食漢でよく食べる印象でしたが、結果を見て唖然としました。「栄養はどこに行っているのか」と疑いたくなります。オスカーと比較すると、ダトニオプラスワンの成長速度の遅さが目立ちます。

ダトニオプラスワン10㎝弱
アルビノオスカー約20㎝

1年後の大きさ

ダトニオプラスワンがようやく20cmを超えたくらいの大きさ、オスカーは30㎝に近い大きさとなりました。ダトニオプラスワンは15㎝あたりまで伸び悩みましたが、それ以降は順調に体格を大きくしている印象です。オスカーはすでに成魚の風格が出ていますが、ダトニオプラスワンはまだ幼い顔つきをしているのがわかります。

ダトニオプラスワン20㎝強
アルビノオスカー30㎝弱

2年後の大きさ

ダトニオプラスワンが25cmを超えたくらいの大きさ、オスカーは30㎝を超えた大きさとなりました。オスカーの成長はほぼ止まったようです。ダトニオプラスワンはこれまでと同じペースで、ゆっくりではあるものの着実に大きくなっています。顔つきもだいぶ大人になり、成魚の風格が出ています。

ダトニオプラスワン25㎝強
アルビノオスカー30㎝強

ダトニオプラスワンの成長速度は大器晩成型

このように、ダトニオプラスワンは確かに成長速度は遅く、最初の1年は2倍の差をつけられていました。しかし、その後も順調に体格を大きくし、2年後には成長が止まったオスカーに匹敵する迫力がでました。

ダトニオプラスワンは一般的に、1年で20㎝、2年で25㎝、3年で30㎝以上と毎年大きくなっていき、長い年月をかけて最大サイズを目指す大器晩成型の成長スピードとなっています。最大サイズにするためには、5年以上飼い込む必要があるでしょう。

まとめ

ダトニオプラスワンは、成長スピードが遅い熱帯魚として有名です。今回の実験でも、噂通りの結果が出ました。しかし、年月を重ねることで着実に大きくなり、迫力のある風格を楽しむことが可能です。ダトニオプラスワンの成長を気長に楽しみましょう。