ポリプテルスの痒がる仕草は、ポリプティが原因?寄生虫の駆除方法
ポリプテルスは、ガノイン鱗と呼ばれる堅い鱗に覆われていて、病気に強い魚です。そんなポリプテルスが痒がるように水槽の底面や側面に体をこすりつける仕草を見せる時があります。この記事では、ポリプテルスの痒がる仕草の原因について考察し、ポリプティの特徴から駆除方法までを解説します。これから飼育を検討している方、飼育中の方は参考にしてください。
ポリプテルスが痒がる仕草をとる原因は?
ポリプテルスを飼育していると、痒そうに見える行動をとることがあります。想像がつきづらいかもしれませんが、水槽の底面や側面に体をこすりつけるように泳ぐ行動です。明らかにいつもと違う動きで、体の側面を打ち付けるようにして、跳ねるようなイメージです。
体に何かついている?水が汚れている?
結論から言うと原因は不明なのですが、特に寄生虫や病気の恐れがなくても、このような仕草をとることがあります。私の場合も、突然痒がる仕草を見せたのでよく観察しましたが、その他は餌もよく食べるし、特に異常がないという状況でした。
その時は、通常週に1回の水換えを週に2~3回に増やしたところ、水がきれいになった直後は行動が収まりました。それでもまた時間がたつと同じような仕草を繰り返しましたが、1か月後ほど続けていると、忘れた頃にはそのような行動は無くなっていました。体や食欲に異常がなければ、気長に換水をして様子を見ても良いかもしれません。

寄生虫(ポリプティ)がついている
ポリプティは、ポリプテルスのみに取りつく寄生虫で、取りつかれるとポリプが痒がる仕草をとったり、暴れ出したり、落ち着きなく泳ぎ回ったりします。肉眼で見えるので体表をよく観察してください。
ポリプティの特徴
ポリプティは、肉眼でぎりぎり見えるような大きさで、透明で糸状のミミズのような姿をしています。ポリプテルスの野生(ワイルド)個体には、ほとんどの確率で寄生していると言われ、放っておくと増殖し、他のポリプテルスにも移ってしまいます。
そのため、水槽に新しいポリプテルスの個体を導入する際には、よく体の状態や行動を観察する必要があります。導入するポリプが現地採集のワイルド個体でなくても、購入元の水槽内でポリプティが繁殖している可能性は十分にありますので、必ず確認しましょう。ペットショップでは薬浴などでトリートメントを行っているところも多いので、トリートメント済みがどうかを確認するとさらに安心でしょう。
ポリプティの駆除方法
ポリプティの寄生を確認したら、すぐに対処を行いましょう。ごく軽度であれば頻繁な水換えだけで間に合う可能性もありますが、繁殖してしまう前に駆除する必要があります。駆除にはグリーンFゴールドなどの薬品が効きます。
なお、ポリプテルスは薬に弱い体質をしていますので、規定量の半分程度で薬浴をさせるようにして下さい。規定量で行っても問題がなかったという場合や、規定量で処置してすぐに水換えをするという方法もあるようですが、ポリプの負担は大きくなるかと思います。
一回の投薬で完治させようとせず、薄めの濃度で薬浴、さらに数日後に再投薬という形で、数週間を目途にゆっくりと治療するのが良いでしょう。これは、薬が寄生虫の卵には効かず、治療の数日後にふ化してしまうという事態も防ぐことができるのでおすすめの方法です。
まとめ
ポリプテルスは、丈夫で強く、熱帯魚飼育でよく聞かれるような、白点病や尾ぐされ病といった病気にはかかりにくいと言われています。そんなポリプテルスにも異常が起きることもあります。ポリプティはその代表的な一例と言えるでしょう。ポリプティは、野生のポリプテルスであればほぼ100%感染しているということもあって、この寄生虫のみが原因でポリプの命に関わることはありません。寄生が確認されたら、気長に治療してあげましょう。


