アクアリウムにかかる費用はいくら?|初期・月・年間を電気代も含めて条件別に解説

アクアリウムを始めたいけど『高そう…』、『費用がどれくらいかかるのか不安…』。初心者の中には、何にいくらかかるのか想像がつかず、不安に思う方も少なくありません。結論から言うと、アクアリウムの費用は「規模」と「設備」によって大きく変わります。この記事では、立ち上げにかかる初期費用/月ごとのランニングコスト/年間コストを分けて、さらに「条件別」に目安を出します。

アクアリウムにかかる費用は大きく3種類

アクアリウムの費用は、大きく次の3つに分けることができます。1と2が中心になりますが、はまれば3も膨らみます。水槽などの設備は、基本的には大きくなるほど高くなります。電気代や水道代、餌などのランニングコストも、規模が大きくなるほど嵩んでいきます。

つまりアクアリウムにかかる費用は、大きな水槽でたくさんの生き物を飼育するほどに高くなるというのが基本理解です。

  1. 初期費用(立ち上げ費用):水槽、水槽台、ろ過装置、照明、底床、管理グッズなど、最初のみ必要な費用
  2. 毎月費用(ランニングコスト):電気代、水道代、餌、フィルターなど、毎月固定で必要な費用
  3. 都度費用(買い足し費用):必須ではないものの、水草や生体、グッズなどがもっと欲しくなって買い足す費用

アクアリウム費用の目安

共通しやすいのは電気代や水道代、消耗品などの固定費用です。特に冬場はヒーターを稼働することが多く、電気代が膨らむ傾向にあります。逆に電気代を食うヒーターを使わなければ、ランニングコストを抑えやすいとも言えます。そのほかの初期費用、都度費用は人によって大きく異なります。

そのため全体や年間でのコストはピンキリという結果になってしまいますが、ここでは条件別に目安を示します。

目的/スタイル初期費用(目安)月の維持費(目安)年間(目安)
ボトルアクア(小型・室温管理)1,000円~0〜500円5,000円~
30〜45cm:熱帯魚メイン(初心者の定番)5,000円~1,000〜3,000円20,000円〜
60cm:熱帯魚メイン(初心者の定番)10,000円~1,500〜4,000円35,000円~
60cm:ネイチャーアクアリウム(本気)30,000円〜2,000円~50,000円~

迷わない3パターン見積もり

とはいえ目安だと想像できない、何を選べばよいか分からない方も多いため、ここではよくあるニーズに応じて費用感を提示します。

① とにかく低予算で始めたい

まずは予算重視で安く始めてみたい方は、小さい規模で、お値打ちな商品を選んでいくのがおすすめです。水槽は30㎝、必要最低限の機材がセットになった商品もあります。

  • 初期費用:30㎝ろ過付き水槽(3,000円)+室内照明、室内調温=3,000円前後
  • ランニングコスト:ヒーター、ライト無しで最低限=1,000円前後

② おしゃれなアクアリウムを作りたい

おしゃれな水槽で部屋を飾りたい方は、比較的大き目の規模で、安定性、デザインを重視して選んでいくのがおすすめです。水槽は60㎝、曲げガラス、ライトなどもセットになった商品もあります。

  • 初期費用:60㎝上部ろ過、ライト、ヒーター付き曲げガラス水槽(13,000円)+水草や生体、ソイルなど(7,000円)=20,000円前後
  • ランニングコスト:ヒーター、ライト有=3,000円前後

③ いろんな魚を飼いたい、レイアウトに力を入れたい

②と同じような予算感で、水草や生体にお金をかける方法もあります。水槽は60㎝、必要最低限のセットにして、そのほかに予算をかけます。下記のパターンでは、ろ過の性能が少し落ちるので、水換えなど日々のお世話で水質を維持しましょう。

  • 初期費用:60㎝外掛けろ過、ライト、ヒーター付き水槽(9,000円)+水草や生体、レイアウト素材など(11,000円)=20,000円前後
  • ランニングコスト:ヒーター、ライト有=3,000円前後

初期費用の詳細・相場

初期費用は、立ち上げに必要な最低限の設備です。ここでは具体的な設備と、おおよその相場感を解説します。

水槽

基本的に大きくなるほど高くなります。またガラス/アクリル、曲げガラスや縁無しなど、素材や装飾によっても値段が変わります。ガラス/アクリルについては一長一短がありますが、美しさを重視するならガラス水槽がおすすめです。水槽単体であれば1,000円(超小型)~4,000円(60㎝)ほどで手に入ります。

後述の設備とセットになった商品の方が安くなる場合も多いです。

created by Rinker
Kotobuki
¥1,755 (2026/01/11 22:46:53時点 Amazon調べ-詳細)

水槽台

必須ではありませんが、美観や水槽の重さ、作業のしやすさを考慮するとあったほうが良いです。特に60㎝水槽クラスになると、専用の水槽台があると安心です。ものによりますが60㎝用で4,000円~入手できます。

ろ過装置

方式や性能によって様々な種類があります。60㎝未満であれば外掛けでも大丈夫で、60㎝以上であれば上部、外部などがおすすめです。水槽とセットになった商品のほうがお得に入手できる場合があります。

  • 投げ込み式(1,000円未満)
  • 外掛け式(3,000円未満)
  • 上部ろ過(3,000円前後)
  • 外部ろ過(8,000円~)

照明

大きさに合わせて値段が変わります。初心者の型であれば、水槽用を選べば失敗は少ないでしょう。電気代のことも踏まえると、LED照明がおすすめです。水槽とセットになった商品のほうがお得に入手できる場合があります。

ヒーター

水槽の大きさに合わせて出力が異なり、値段も比例します。水槽とセットになった商品のほうがお得に入手できる場合があります。

その他

その他、こまごまとしたグッズも必要になります。下記は水槽とセットで販売されることは少ないため、ショップやホームセンター、100均などで同時に揃えておくのがおすすめです。また本格的なネイチャーアクアリウムに取り組む場合は、CO2(初期費用:10,000円~)や液肥など、それなりの追加費用がかかります。

  • 底床(ソイル)
  • 水草
  • レイアウト素材
  • バケツなどの水換えグッズ
  • 液肥
  • CO2
created by Rinker
ジュン (JUN)
¥1,420 (2026/01/11 21:49:14時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
水作株式会社
¥991 (2026/01/11 22:46:56時点 Amazon調べ-詳細)

ランニングコストの詳細・相場

ランニングコストは、、毎月必ずかかるコストです。ここでは具体的な費目と、おおよその相場感を解説します。

電気代

ヒーターやライト、ろ過装置、エアレーションなどを動かすために必要なコストです。電気代は、次の式で概算できます。

(W数 × 使用時間)÷1000 × 電気単価(円/kWh)※電気単価は目安として「1kWhあたり約31円」がよく使われます。

電気をもっとも食うのはヒーターで、その他はあまり大きなコストではありません。ヒーターは設定温度を必要以上に上げない/室温をエアコン等で調整する/フタをする等の工夫で電気代を節約することが可能です。

例:60cm水槽(春秋:ヒーター以外)

  • 照明20Wを8時間/日
  • フィルター10Wを24時間/日
    → 1日 0.4kWh ほど ≒ 約12円/日約372円/月(目安)

例:60cm水槽(冬:ヒーター稼働)

  • ヒーター150Wを6時間/日
    約1,209円/月(目安)

餌代

魚の種類や餌の種類、量でも変わりますが、電気代に比べれば微々たるものと言えます。

その他消耗品

ろ過装置のろ材は数か月に1度交換が推奨される場合が多いです。カルキ抜きや水質調整剤は、水換えの際に使用します。揃えるほどにコストはかさみますが、大きなコストになることは考えづらいです。

created by Rinker
テトラ (Tetra)
¥379 (2026/01/11 14:12:21時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
SUDO(スドー)
¥519 (2026/01/11 13:20:36時点 Amazon調べ-詳細)

CO2

CO2を添加する場合には、ランニングコストとしてCO2ボンベがかかります。こちらも規模によりますが、初期費用ほどのコストにはなりません。月の維持費は「数百円〜数千円」と考えましょう。

例:ボンベ(カートリッジ)型

  • 74gのボンベが1, 000円前後
created by Rinker
AIネット
¥3,980 (2026/01/11 13:20:37時点 Amazon調べ-詳細)

ボトルアクアリウムは安い?

これまで見てきた通り、規模が小さくなるほど初期費用もランニングコストも安くなります。そのためボトルアクアリウムは、初期費用が低く、電気代もほぼゼロにできます。気軽にアクアリウムを始められると言えます。
ただし容器が小さいほど、水質が不安定になり、長期維持は難しくなることは覚えておきましょう。

避けたい失敗例

アクアリウムは規模によってはそれなりのコストがかかります。特に初期費用で二の足を踏んでしまう場合も少なくありません。一方で初期費用を押さえすぎることで失敗し、余計にコストが増える場合もありますので、下記の例は頭の片隅に入れておきましょう。

  • 失敗例1:水槽台をケチって不安定 → 置き直し、最悪は破損リスク
  • 失敗例2:質の悪い生体買って全滅 → 薬・買い直し
  • 失敗例3:ケチってろ過装置を入れない → 水質悪化で全滅
  • 失敗例4:「安い」だけで機材を選び、騒音・性能不足で買い替え

まとめ

アクアリウムは、始め方次第で自宅でも手の届く癒しの趣味になります。ポイントは、最初から完成形を狙わず、最低構成で立ち上げ → うまく回ってから拡張することです。この記事を読んで、コストの目安や自分に合った構成がわかったら、さっそく初めてのアクアリウムにチャレンジしてみてください。

当サイトでは数多くの水草などの飼育情報をまとめています。ぜひ当サイトの水草図鑑もご覧ください。

水草図鑑で他の水草を調べる

水草の販売も行っています。

公式ショップはこちら

Amazonでも販売中