水槽サイズの選び方|30cm・45cm・60cmの水量/重さ/おすすめ生体を一覧で解説【初心者向け】

「アクアリウムを始めたいけど、どんな水槽を選べばいい?」、「大きいのは大変そう…」

初心者にとって水槽選びは、最初にしていきなりの難関です。飼う魚や予算等によって合う水槽サイズは様々ですが、ポイントを押さえることで選ぶべき水槽が見えてきます。この記事では入門しやすい30/45/60cm水槽を中心に、整理・解説します。

水槽サイズ選びで失敗しない「6つの視点」

水槽選びはイメージほど難しくありません。6つの切り口から判断するだけで、迷わず選べるようになります。

大きさ

横幅、奥行き、高さの長さです。置きたい場所の広さに応じて決まります。

また飼育予定の生体の大きさも考慮しましょう。目安として、大きさの2倍の横幅、1.5倍の奥行きは必要です。例えば20㎝の魚を飼育する場合は、横幅40㎝、奥行き30㎝以上の水槽を選ぶというイメージです。

重さ

水槽は初心者の方からすると、予想以上の重さになります。例えば60㎝水槽には約55L(≒55㎏)の水が入り、様々な機材を加えると70㎏近くにまでなります。設置する場所の床や水槽台などの耐久性も考慮する必要があるということです。

予算

もちろん予算も判断軸となります。水槽は基本的に大きくなればなるほど値段が高くなります。必要最低限の設備をすべてそろえる前提で、30㎝であれば5,000円~、45㎝であれば7,000円~、60㎝であれば10,000円~程度が目安です。

~60㎝水槽であれば、比較的安価に始めることが可能です。90㎝水槽以上からは、一気に予算が跳ねる印象です。

水量

大きい水槽は難しそうと思われがちですが、飼育を安定させるという意味では、実は水槽は大きければ大きいほど簡単になります。大きいほど水がたくさん入り、水量が多いほど温度や水質のブレが小さくなりやすいからです。逆に水量が少ないと、水温・水質の急変、コケの大量発生などで失敗するリスクが高まります。

つまり環境が合えば、水槽は可能な限り大きいものを選ぶのが良いということです。

規格水槽

規格水槽とは「一般的なサイズバランスの水槽」と理解してください。60㎝水槽であれば「W60×D30×H36cm」といった具合です。規格水槽以外にも、奥行きが短い『スリム水槽』、イレギュラーな大きさの水槽などがあります。

規格水槽を選ぶことで、水槽台やろ過装置、ライトなどの選択肢の幅が広がります。

ブランド

水槽は破損や水漏れなど大きな事故につながりかねない設備です。失敗しないためにも、初心者の方ほどアクアリウム専門・老舗のメーカーを選ぶと安心です。GEXやコトブキ工芸、スドー、エーハイムなどが有名です。

【一覧表】30cm・45cm・60cmの規格サイズ/水量/重さ目安

小型の水槽で最も一般的なサイズは30cm・45cm・60cmです。ここでは一覧で比較します。

呼び名サイズ水量の目安水量(水だけの重さ)
30cm規格水槽W30×D18×H24cm約12L約10L(kg)
45cm規格水槽W45×D27×H30cm約34L約30L(kg)
60cm規格水槽W60×D30×H36cm約60L約55L(kg)

初心者におすすめの水槽サイズ

設置場所や予算、飼いたい魚などの詳細がまだ無く、これまでの情報でも選べない方のために、おすすめの水槽サイズについて解説します。結論としては、迷ったら60cmか45㎝、どうしても置き場が厳しければ30cmがおすすめです。

  • 60水槽:手軽なサイズ感の水槽の中で、最も多くの水量を確保できます。また規格水槽は、中級者以上も普通に使うメジャーなサイズ感ですので、機材やグッズも豊富です。
  • 45水槽:水質の安定には十分な水量と言えます。省スペースと安定のバランスが良い水槽です。予算的にも手が出やすい価格感です。
  • 30㎝水槽:魚や水草を飼育するなら、最小限のサイズというイメージです。水温・水質変化が速く、生体も多くは入れられません。

生体別・飼育可能な水槽サイズ【ベタ・メダカ・金魚・水草】

ここでは、初心者に人気の種類別に、飼育に必要最低限のサイズを一覧にします。前述の通り、基本的にはできる限り大きい水槽の方が安定しやすいというのが大前提です。

生体種類よくある飼育数水槽サイズ(最低限)備考
ベタ1匹(単独)30cm単独飼育・極狭水槽飼育の定番種です。丈夫で遊泳性も低いため30㎝水槽で十分飼育可能です。
メダカ~30匹45cm最初は5匹程度でも増えていきます。30匹程度までなら、45㎝水槽でも飼育できます。非常に丈夫な魚です。
金魚1~2匹45cm比較的小さい個体であれば45㎝水槽でも飼育可能です。水を汚しやすく大きくなる場合も多いため、飼育数やサイズによっては60㎝推奨です。
水草5品種×5株45cm複数品種をレイアウトして映える水景をつくるため、45㎝水槽以上がおすすめです。30㎝以下のボトルアクアリウムでも美しくレイアウトはできますが、長期維持は難しいです。

30cm水槽

30cmのメリット

  • 省スペース(机や棚に置きたい)/手ごろな値段(まずは小さく試したい)
  • セット商品が多い
  • ベタ単独、小型魚数匹、エビ数匹、水草少なめ など、少しだけ育てるニーズに対応

30cmのデメリット

  • 水が汚れやすい
  • 水換えの頻度が上がる
  • 水温や水質が変化しやすい

45cm水槽

45cmのメリット

  • 省スペース(丈夫な家具における重さ)/手ごろな値段(機材込みでも1万円を超えない程度)
  • 「30cmだと小さい、60cmだと大きい」と感じる人の受け皿になりやすい
  • 水量が30cmよりはかなり増え、安定しやすい

45cmのデメリット

  • ギリギリ安定する水量で、多くの魚は飼えない
  • ろ過能力の高い上部ろ過装置などは使えないケースも多い

60cm水槽

60cmのメリット

  • 十分な水量で様々な生体を導入できる
  • 本格的なレイアウト水槽も制作可能
  • 標準サイズで機材(フィルター、ヒーター、照明、水槽台など)が豊富

60cmのデメリット

  • 水量が増えるぶん、水換えや掃除に時間がかかりやすい
  • 重く大きいため、設置やメンテナンスに一定の経験が必要

まとめ

水槽選びはアクアリウム初心者にとって最初の壁です。しかし6つの視点から検討することで、自分に合った水槽を決めることができます。迷った場合は、安定しやすい「なるべく大きな水槽」を意識しましょう。「45〜60cm」以上の水槽を選ぶことで、失敗も少なくなります。基本を押さえたら、ぜひアクアリウムにチャレンジしてみてください。

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