水槽ライトの選び方|おしゃれに見える設置(吊り下げ・スタンド)から、LED/60cmなど条件別おすすめまで解説
水槽ライトは水草の光合成を促進してくれる他、水景や部屋自体をおしゃれに魅せることができる機材です。明るさの強さや色、吊り下げやスタンドなどの設置方法まで様々なタイプがあるため、初心者の方はどれを選べば良いか迷うかもしれません。本記事ではそれぞれの基本情報から特徴、おすすめの選び方まで解説します。
目次
水槽ライトの役割
水槽ライトは、水槽を明るく見せるためだけのものではなく、役割が大きく3つあります。
水草の育成(光合成のスイッチ)
水草は光合成によって成長します。光が不足すると成長が鈍り、調子が崩れやすくなります。そのため水草水槽ならライトはほぼ必須で、育成の土台となります。点灯時間や光量の調整がカギとなります。
魚・エビの生活リズム
魚やエビなどの生体にも昼夜のリズムがあります。規則的な点灯・消灯が調子を整えます。ライトの点灯時間が毎日バラバラだと、物陰に隠れがちになったり、餌食いが悪くなったりするかもしれません。
鑑賞性
ライトの色味やライト自体の外観、設置方法で水槽の雰囲気は大きく変わります。ライトの高さや配線、水面の反射などで雰囲気を作ることで「おしゃれ」に魅せることができます。
水槽ライトの選び方
水槽ライト選びで迷ったら、下記の項目を確認してください。
目的
魚をきれいに見せたいのか、水草を育てたいのか、部屋のレイアウトとしても魅せたいのか、ライトを設置する目的や、設置後のイメージを持ちます。
サイズ
水槽幅(例:60cm)に対応しているライトを選びます。また60cm水槽用と書かれていても、商品によってライトの実質的な幅や厚さ、形、雰囲気等は異なります。
設置方法
一般的なのは水槽の上に置くタイプですが、吊り下げ式や、高さを出すスタンドなど、様々な設置方法があります。水槽全体や部屋の雰囲気に大きく影響するため、好みをイメージしましょう。
LEDが基本
昔は蛍光灯が主流でしたが、最近はLEDが主流です。LEDの方が寿命の長さや電気代などのコスト面で扱いやすいと言えるでしょう。初心者の方はLEDから始めれば問題ありません。
色(色温度)
光の色についても、暖色〜寒色系、赤や青、白など商品によって異なります。LEDライトでは、一つのライトで様々な色に変更できる商品もあります。
色温度(K)は、光の色合いを数値で表したもので、低いと暖色寄り、高いと白〜青白く見えます。目安として、太陽光はおよそ6500K程度と言われます。自然な光なら6500〜8000Kあたり、好みによってさらに高めの色温度が選ばれます。
水槽ライトの失敗事例
ライトを購入する前に、よくある失敗も確認してみてください。
光量が足りない
水槽サイズに対してライトの出力や照射範囲が足りないと、十分に照らせない、水草が育たないといった失敗につながります。
光量が強すぎる
光量が強すぎるのも弊害を生みます。水草が葉焼けを起こしたり、コケの発生を誘発したりする失敗につながります。
水槽サイズや生体に合ったライトや、光量が調整できるライトを選ぶのがおすすめです。また、点灯時間を調整する方法もあります。
設置での失敗
蓋の上に置くタイプであれば失敗は少ないですが、例えば水槽の縁に挟むタイプでは「フレームに引っかかってしまった」、「フタが閉まらない」といった失敗が起きがちです。また吊り下げタイプは買ってから「高さが足りない」、「水槽の上に十分なスペースがない」といった事例もあります。
またどのタイプでも、電源コードの長さが足りなくて困ることがありますので、水槽の設置位置などにも注意しましょう。
水槽ライトの点灯時間
初心者の方は、ライトの点灯時間にも悩むかもしれません。「寝るときに消す」、「起きたら灯ける」の運用でも問題ない場合も多いですが、ここでは基本と楽な運用方法について解説します。
基準は8時間
点灯時間は長すぎても短すぎても不安定になりやすく、まずは8時間を基準にして、コケの発生や水草の様子を観察しながら微調整するのがおすすめです。
- まずは 6〜8時間から開始(コケが怖いなら短めから初めてOK)
- 必要に応じて少しずつ調整
タイマーはおすすめ
初心者ほどタイマーはおすすめです。タイマー機能が内蔵されている商品もありますし、電源(コンセント)から自動で制御してくれる商品も手軽に入手できます。タイマーがあると、毎日決まった時間にON/OFFできるので、管理が楽になり、生体のリズムも整えやすいです。旅行などで家を空ける場合にも安心できます。
コケ発生時の対応と対策
コケが発生したら、基本的には対応しなければどんどん増殖していき、最悪の場合は水槽が崩壊してしまいます。ライト(光)の影響が結構大きいため、コケが発生した場合の対応をライトの視点で解説します。初心者の方は「時間→強さ→環境」の順で見直していきましょう。
- 点灯時間を短くする(まず60分単位で調整)
- 光量(明るさ)を下げる
- それでもダメなら、餌やり・水換え・栄養バランスなどを見直す
【目的別】水槽ライトのおすすめ
ここでは初心者が選びやすいように、目的に合わせてどのタイプを選ぶべきかを整理します。
魚メイン
熱帯魚やメダカ、金魚などの飼育をメインにする場合は、下記のタイプがおすすめです。商品でいうと、定番ブランドのスタンダード機で十分に選択肢があります。
- 白系の光、6500〜8000Kの自然光(魚の色が映える)
- 水槽の上に置くタイプか、スタンドタイプ(水槽全面を照らせる)
- 好みによって赤系や青系の光に調光できるタイプ
水草メイン
水草がメインで、赤系水草や匍匐する前景水草まで扱う場合は、グレードが高めのライトで世界が変わります。ただし強いライトほどコケも出やすいので注意してください。
- 高光量(水草用)
- 便利な制御機能(アプリ制御など)
- タイマー必須
- 水槽の上に置くタイプか、スタンドタイプ(水槽全面を照らせる)
おしゃれに魅せる
おしゃれな見た目を優先する場合は「吊り下げ」か「スタンド」がおすすめです。様々な種類があるため、好みの商品を選びましょう。
- 吊り下げ:高級感が出やすい、インテリアとしても魅せられる
- スタンド:高さを作ることで、陰影が出て雰囲気が上がる
60cm水槽用ライトの商品例
60cm水槽は本格的なアクアリウムの入門サイズとなることが多く、水槽ライトの導入検討も増えやすいサイズです。さらに選択肢もかなり多いため、迷ってしまう方も少なくありません。ここではタイプ別に、商品を一覧にして紹介します。
迷ったら定番・入門商品
GEX クリア LED:定番、安定の商品です。SLIM版など様々な種類展開があります。
テトラ スライドLED:定番、安定の商品です。様々な水槽サイズに適応するのが特徴です。
コトブキ フラットLED:定番、安定の商品です。薄くスタイリッシュなのが特徴です。
水草育成に注力する
アクロ TRIANGLE系:水草育成では定番の商品です。
Chihiros WRGB系:アプリ制御・調整機能など、ハイスペックな商品です。
よくある質問(FAQ)
Q. 水槽ライトは必須ですか?
水草を入れるなら基本的に必須、鑑賞目的でもあった方が見栄えは大きく上がりますのでおすすめできます。
Q. 点灯時間は何時間が正解?
まずは8時間を基準にして調整しましょう。コケや水草の状態で1時間単位で増減させるのが良いです。
Q. タイマーは必要?
安定した照射時間・タイミングが実現できるため、初心者にもおすすめです。ON/OFFの手間が減り、旅行などで家を空ける場合でも自動化できるので管理が楽になります。
まとめ
水槽ライトには、見た目を良くするだけでなく、水草の成長の源となったり、魚やエビの生活リズムとなったりします。様々な種類がありますが、まずは目的や条件に合ったライトを選ぶことが重要です。またコケ発生の主な原因となる場合があるため、事前に必要な知識を身に着け、しっかりと対策ができるようになりましょう。
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