ポリプテルスが餌を食べないのは、病気だから?餌食いが悪いときの対処法

ポリプテルスを飼育していると、餌を食べない、餌食いが悪い、急に食べなくなった、などということに悩むことが一度はあります。たくさん食べるはずのポリプが食べてくれないと、体調不良や病気などが心配になってしまいます。この記事では、ポリプが餌を食べない原因の考察から、対処法などについて解説します。ポリプの飼育を検討している人、飼育中の方は参考にしてください。

ポリプテルスが餌を食べない理由

ポリプが餌を食べない原因はいくつか考えられます。新しい餌を食べないのか、食べる量が減っているのか、いつもの餌を急に食べなくなったのかなど、まずは今の状況を冷静に観察して原因を把握しましょう。

1.餌だと認識していない、慣れていない

初めて与える餌の場合、そもそもポリプが食べられるものであると認識していない可能性があります。一般的にポリプテルスが食べると言われているようなものでも、ポリプ一匹一匹に個性があり、自分の飼育している個体については食いつきが悪い、という可能性が十分にあります。餌に見向きもしない、反応もしないという状況なのか、口に入れるけど吐き出すという状況なのかなど、ポリプをよく観察して判断しましょう。

2.餌に飽きた

アクアリウム初心者だと想像しづらいかもしれませんが、魚にも飽きがあります。魚だけでなく、ザリガニなどの生き物も、餌に飽きることがあります。ポリプテルスもその他の魚と同様に、同じ餌を与え続けていると飽きて食べなくなったり、食いつきが悪くなったりします。

3.体調が悪い

好んで食べるはずの餌を食べない場合、消化不良やその他の原因で体調が悪い、という可能性も考えられます。フンがしばらく出ていなかったり、フンに気泡がたまって水面に浮かんでいたり、ポリプのお腹が不自然に膨らんでいたりしたら、消化不良が疑われます。特にセネガルスのブリード個体は、生まれつき内臓疾患があって消化不良になりやすいとも言われています。明らかに病気の症状が出ていなくても、体調不良ということがありますので、いつもと違う点がないか、よく観察してあげましょう。

4.病気になっている

単に体調が悪いだけではなく、何かしらの病気を患っている可能性もあります。目やエラ、鱗、鰭などをよく観察して、異常があれば病気の可能性も考えましょう。ポリプテルスは丈夫な生き物ですが、かかりやすい病気や寄生虫もありますので注意が必要です。

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ポリプテルスが餌を食べないときの対処法

いつもは大食漢のポリプの食いつきが悪いと、飼い主としては当然不安になると思います。また、体調不良や病気だった場合には早めに対処する必要があります。状況に応じて適切な対応ができるようにしておきましょう。

1.好きな餌を見つける

飼育している個体が好きな食べ物を見つけておきましょう。毎日あげられなくても「これをあげれば食べてくれる」というものが1つ、できれば2つ以上あると、いざという時に安心です。個体によって好き嫌いがあるため、いろいろ試してみて、自分のポリプの好みを把握しておくようにしましょう。

例えば私が飼育しているデルヘッジ は、生き餌ではメダカや金魚よりも、ミナミヌマエビのほうが好んで捕食します。スーパーなどに売っているキビナゴも好きですし、冷凍赤虫も好きなので、少なくとも冷凍赤虫は常時保存しています。人工餌なら「キャット」よりも「ボトムス」によく反応します。

基本的には人工餌よりも生き餌の方が食いつきがいいと思いますが、生き餌はいつでも手元に準備しておくのは難しいものです。上記の冷凍アカムシのように、保存しやすい好物を見つけておくことで、対応がしやすくなります。

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2.餌をローテーションで変える

好物ですら、同じ種類の餌を毎日与え続けるといつか必ず飽きがきます。そのため、何種類かの餌を用意しておいて、ローテーションで与えることをおすすめします。特に稚魚の頃から生き餌に慣れてしまうと、人工餌には見向きもしなくなる、ということもあり得ますので注意しましょう。

私の場合は、ボトムスという人工餌を基本にして、たまに冷凍ワカサギ、冷凍エビ、ごくたまにミナミヌマエビの生体を与えています。もちろん人工餌だけでローテーションを組んでも問題ありません。

餌の種類を変えることで、ポリプの飽きを防ぎ、旺盛な食欲を維持することができます。

3.絶食させる

試行錯誤しても、ポリプが餌を食べてくれない場合、あるいはお腹が膨れているなど、消化不良が疑われる場合は、数日餌を与えない方法が考えられます。

餌に飽きている場合には、絶食をさせることで、単純にポリプが空腹になり、餌を食べてくれるようになる可能性があります。

また、喉から胃に渡って食べ物が詰まって膨れていたり、フンが出ていなかったりする場合は、消化不良を解消するまで、新たに食べ物を摂取するのを控えましょう。

4.病気を治療する

ポリプテルスは丈夫で飼育がしやすい魚ですが、病気や寄生虫に感染することもあります。病気による症状が出ている時には、すぐに他の魚と隔離をしましょう。他の魚にうつるのを防いだり、弱った個体が攻撃されるのを防いだりするためです。

隔離後は、症状が軽い場合には、まずは水換えを毎日行いましょう。多くの場合は持ち直してくれます。

症状が悪化した場合や、1週間以上改善しない場合には、塩浴や薬浴による治療を開始しましょう。体調が悪いときには、塩浴で改善する場合があります。0.6%くらいの塩水を作り、そこにポリプテルスを入れて様子を見ましょう。

また、病気や寄生虫の治療には薬浴が有効ですが、ポリプは古代魚なので、薬への耐性が弱いです。規定量の濃度ではなく、薄めて使用しましょう。病気は、最悪の場合命にかかわることもありますので迅速な対応が必要です。

まとめ

ポリプテルスが餌を食べなくて困ることはよくあります。そのような場合、様々な理由が考えられますので、まずはポリプをよく観察して、原因を突き止めましょう。餌を変えるだけで済むようなものから、いち早く治療が必要な病気の可能性まであります。手遅れにならないよう必要な知識を身につけて対応ができるようにしておきましょう。