ポリプテルスの呼吸が荒い、早いのは酸欠?病気?口をパクパクする原因と対応

ポリプテルスを飼育していると、普段より呼吸が荒く、早くなることがあります。飼い主としては、苦しそうに呼吸するポリプテルスを見ていると心配になります。この記事では、呼吸に異常がある際の原因について考察し、それぞれの対応方法を解説します。これから飼育を検討している方や、飼育中の方は参考にしてください。

ポリプテルスの呼吸方法

ポリプテルスは、エラ呼吸と肺呼吸の両方を行うことができる、珍しい魚です。エラ呼吸は、他の熱帯魚と同じように水中で酸素を取り入れ、肺呼吸は水面にエラを出して空気から酸素を取り入れます。

ポリプテルス飼育のための基本情報

ポリプテルス 息継ぎ 肺呼吸 エラ呼吸

呼吸が荒い、早いとは

呼吸が荒い、早いとは多くの場合エラ呼吸での状態を指します。エラ呼吸は、口から水を吸い込み、エラから出すことによって行うため、ポリプテルスは普段から口をパクパクと動かしています。

いつもよりこの動作の挙動が大きかったり、スピードが早かったりすることを、呼吸が荒い、早いと表現しています。

原因1.酸素不足

水中の酸素濃度が薄く、酸欠気味の可能性があります。たくさんの水を吸い込み、酸素を取り込もうとするから呼吸が荒く、早くなります。

エアレーションで対応

水中の酸素濃度を高める最も簡単な方法は、エアレーションです。肺呼吸もできるポリプテルスですが、エアレーションはあるに越したことはありません。酸素濃度が高まることは、酸欠への対応以外に様々な利点があります。

  • 新陳代謝が高まり、健康に、そして大きく育ちやすい。
  • 水質を安定させるバクテリアに有益。
  • 適度に水流ができ、水温や水質が安定しやすい。

エアレーションなしで飼育をしようとしている方は、上記のような利点も検討してみてください。

おすすめのエアレーション

エアレーションなしで飼育を検討する大きな理由は、稼働音や振動音がうるさいことではないでしょうか。最近では、エアレーションの性能が向上しており、かなり静かになっています。さらに、扉付きの水槽台の中に入れれば、音はほとんど気にならないのではないかと思います。

私の場合は、水作の「水心」シリーズを使用しています。どのメーカーやブランドも、ある程度の値段がするものはかなり音は小さいですが、「水心」シリーズは稼働音だけでなく、振動音も控えめだと思います。モノによってはエアレーションより、濾過装置の方が音が大きい場合もあるほどです。エア量も調整できるのでおすすめです。

エアレーションは、音が全く0という訳ではありませんが、リビングに水槽を置いている場合、寝室のドアを閉めればほぼ0になりますので、工夫してみてください。

原因2.エラの機能が落ちている

ポリプテルスのエラが何らかの理由で、機能不全を起こしている可能性があります。原因に応じて対応を行いましょう。

寄生虫への対応

寄生虫がエラに寄生している場合があります。ポリプテルスで多いのがポリプティです。すぐに命に関わる寄生虫ではありませんが、対応しましょう。

寄生虫が確認できたら、まずは個体を隔離して、薬浴を行いましょう。ポリプテルスは薬に弱い体質なので、薬の規定量の半分から三分の一程度の濃度で始めましょう。水温を30℃ほどに上げるのも効果的でと言われます。

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病気への対応

ポリプテルスは強くて丈夫な魚ですが、病気にかかることがあります。病気が進行すると、肌やエラ、ヒレなどに症状が出てきます。赤く内出血したり、白く変色したり、溶けたようにボロボロになったりします。病気が疑われる場合はすぐに対処しましょう。

まずは水換えの頻度と量を上げてください。毎日少しずつ換えるだけで治ることもあります。塩浴を行うのも有効です。0.6%ほど塩分濃度に調整し、様子を見てください。また、上記のように薬浴で治療することもできます。

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奇形への対応

ポリプテルスがもともと奇形で生まれ、エラの構造によって呼吸が荒くなっている可能性も0ではありません。特に繁殖が盛んなブリード個体では起こり得ます。

この場合は対応のしようがありませんので、なるべく良い環境で飼育する、そもそも購入する時によく観察して、問題のない個体を買いましょう。

原因3.水質が悪化している

水質が悪化しているため、呼吸が荒く、早くなっている場合があります。

カルキへの対応

水換えの際などに、水道水をそのまま使うと、含まれる塩素によってエラにダメージがいき、うまく機能しなくなります。必ずカルキを抜く処置をしてください。水を太陽の下で3日ほど置くだけで抜けますが、カルキ抜きという薬剤で手っ取り早く抜けます。また、カルキ抜きには水質を調整する機能が付いているものもあります。

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アンモニア、亜硝酸への対応

見た目上の水が濁る、濁らないだけでなく、有害物質の濃度によって水質が悪化しているかを判断しましょう。代表的なのがアンモニアや亜硝酸です。アンモニアは、ポリプテルスを飼育すると必ず出るフン餌の食べ残しなどから発生します。アンモニアは、バクテリアによって亜硝酸、硝酸へと分解されていきます。アンモニア、亜硝酸の段階では、ポリプテルスをはじめとした熱帯魚にとって猛毒です。

水換えや濾過装置の強化などによって有毒物質の濃度を下げることが必要です。

ポリプテルス飼育に適した水質とは?水質悪化の対策から管理方法まで解説

まとめ

ポリプテルスのエラ呼吸が荒い、早い場合には、酸欠や病気、水質悪化など原因があります。原因を分析し、適切な対応を迅速に行いましょう。