チャカチャカの飼育方法~大きさから成長速度、餌、混泳、販売情報まで解説~
チャカチャカは、平べったく扁平した体形と、独特な生態が特徴の熱帯魚です。アクアリウム初心者には聞き慣れないかもしれませんが、丈夫で飼育がしやすく、それなりに流通量もある人気の魚です。この記事では、チャカチャカの基本的な飼育方法、大きさや性格を踏まえた混泳の相性、販売情報まで、実際の経験から解説します。これから飼育や混泳を検討している方は参考にしてください。
目次
特徴
チャカチャカは、インド、バングラデシュが原産のナマズ目チャカ科に属する熱帯魚です。落ち葉に擬態して獲物を捕食する生態をもっており、体は平たく扁平し、体色は茶褐色で体のふちは左右非対称と、落ち葉そのものの変わった見た目をしています。体の表面には小さなとげのような突起も確認できます。その体型に加え、大きな口、小さくするどい目から、最初は不気味な印象を受けますが、慣れると不思議と可愛らしく愛着が湧く魚でもあります。

大きさ
チャカチャカの最大サイズは30㎝ほどです。飼育下ではほとんどの場合25~28cm程度に収まります。30㎝以上には育たないでしょう。
成長速度
成長速度は早く、半年~1年で15㎝を超えます。普段は底砂に潜っていたり、物陰に隠れていたりすることが多いので久しぶりに見ると「いつのまにか成長している!」と思うことも少なくありません。
水温
水温は23~28℃あたりが適温です。白点病にかかることがあるため、26℃をキープするのが理想的と言えます。夏場は直射日光を避け、冬場は水槽用のヒーターを設置しましょう。
水質
水質は弱酸性を好みますが、幅広く適応するので神経質になる必要はありません。一般的な熱帯魚と同様、極端な水質の悪化には弱いため、週に1回程度水替えを行いましょう。

餌
チャカチャカの捕食は特徴的です。底砂に潜ってじっと待ち伏せをし、小魚などの餌が近づくと大きな口を開けて飛びつき、周りの水ごと吸い込んで飲み込みます。丸呑みにするため、餌の残骸で水を汚すことも少ないです。その生態のせいで普段は泳いでいる姿どころか、どこにいるのかも分からないような状態です。
生き餌
メダカ、金魚(小赤、小姉など)、エビなどの生き餌を中心に与えます。底砂にじっとしている場合が多いので、どちらかというと水面に近い層で生活するメダカよりは、金魚やエビなどの方が食べやすいかもしれません。チャカチャカのサイズが小さいうちは、口に入る程度の大きさの生き餌を用意してあげましょう。
メダカ漬けや金魚漬けなど、常時生き餌を泳がせておくと、餌切れの心配なく飼育することができます。
人工餌
チャカチャカを人工餌に慣らすのは、難易度が高いです。人工餌に慣らすためには、小さい頃から冷凍赤虫やクリル、キャットなどを与えるようにしましょう。
少し強引ですが、大きくなるまで生き餌しか食べてこなかった個体でも、空腹状態で人工餌しか与えないと言った方法で慣らすことができる場合もあります。私の場合も、ひたすらおとひめしか与えない方法で、1年以上飼育に成功しています。ただし餓死してしまう恐れもあるため、人工餌を食べている様子がなければ、数週間に1度は生き餌を入れてあげましょう。
性格
チャカチャカは普段は底砂でじっとしていて動かず、おとなしい性格と思われがちですが、一時的に水槽内を活発に泳ぐこともあります。また直接手で触れられるほど、物怖じをしない鈍感な性格とも言えます。
捕食対象以外の他の魚に攻撃性を示すことはあまりなく、穏やかな性格とも言えるでしょう。

様々な魚と混泳可能
チャカチャカはその性格から、様々な熱帯魚と混泳することが可能です。しかしチャカチャカが捕食対象としてしまう小さな魚やエビとは混泳ができません。またチャカチャカをいじめてしまうような気が強い魚との混泳も避けたほうが良いでしょう。
ポリプテルスとの相性
ポリプテルスは低層を中心に生活し、チャカチャカと生活圏が重なっていますが、穏やかな性格をしているためチャカチャカとの混泳の相性は良いです。チャカチャカと同サイズになりやすい上顎系のポリプテルスとの混泳が特におすすめです。
ナマズの仲間との相性
チャカチャカ同士や、バンジョーキャットなどのナマズの仲間(同種)との相性も良いです。縄張り争いによる喧嘩も起きないと思われます。
バタフライフィッシュとの相性
バタフライフィッシュなど、水面近くの上層を生活圏とする熱帯魚とも相性は抜群です。生活圏が被らないため、お互いにストレスを感じることも少ないでしょう。
プレコ、オトシンクルス、コリドラス、クラウンローチとの相性
プレコやオトシンクルス、コリドラス、クラウンローチなどといった「水槽のお掃除屋さん」と言われる便利な種類との相性はあまり良くありません。プレコはチャカチャカの体を舐めてしまい、チャカチャカが弱ってしまう可能性があります。その他の種はサイズが小さすぎて、チャカチャカの捕食対象となる可能性があります。
ダトニオ、スネークヘッドとの相性
ダトニオ、スネークヘッドなどの肉食魚、気が強い魚との混泳も避けたほうが良いでしょう。チャカチャカがいじめられる可能性があります。
寿命
チャカチャカの寿命は10年と比較的長いです。計画的に飼育しましょう。
病気
チャカチャカはエロモナス菌やカラムナリス菌を原因とした病気など、水槽内でよくある病気にかかる可能性があります。チャカチャカをはじめとするナマズの仲間は、薬に弱い性質があるため、治療に苦労することになりますので、しっかりと予防を行いましょう。
また、白点病をはじめとした寄生虫の被害にもあう可能性があります。水温を26℃以上に維持するなど、こちらも予防を欠かさないようにします。
繁殖
飼育下での繁殖は難しいとされています。アクアリウムショップで比較的お手頃な値段で購入できます。
販売価格
かつては1,000円以下で購入できる時もありました。近年は流通量が減り、価格が高騰しているように感じます。8,000円以下で販売されていることが多いです。
飼育設備
チャカチャカは最大で30㎝程度まで成長します。また餌を丸呑みする習性から、水を汚しやすい種類でもないと言えます。一般的なアクアリウム用品で飼育をスタートできます。
水槽
チャカチャカは遊泳性が低いので60㎝規格水槽をで飼育が可能です。45㎝水槽でも不可能ではありませんが、最大サイズでは手狭に感じるでしょう。また水量が多いほど水温や水質が安定するため、基本的には大きい水槽のほうがおすすめです。
ろ過装置
ろ過装置は、外部、上部、底部、外掛け、水中型など様々な種類があります。ろ過能力が高い上部ろ過装置があれば安心ですが、底部や外掛けのろ過装置でも飼育は可能です。
ヒーター
白点病を予防するためにも、26℃以上を維持することが望ましいです。ヒーターは必ず設置しましょう。自動で水温を調整してくれるサーモスタット付きヒーターがお手軽です。
| 水槽のサイズ | 水量 |
|---|---|
| 幅60㎝×奥行30㎝×高さ36㎝ | 約60ℓ |
| 幅90㎝×奥行30㎝×高さ36㎝ | 約90ℓ |
| 幅90㎝×奥行45㎝×高さ45㎝ | 約140ℓ |
エアーレーション
エアレーションはないよりもあった方が良いレベルでしょう。
底砂
チャカチャカは底砂に潜る習性があるため。必ず入れてあげましょう。体表を傷つけないよう、なるべく目が細かく角の丸いものを選びます。
まとめ
チャカチャカはその独特な姿や習性から好みが分かれますが、見慣れるととても可愛らしく感じられることからファンも多い熱帯魚です。飼育難易度は高くありませんが、人工餌に餌付きにくい点と、病気の治療が難しい点には注意しましょう。チャカチャカに魅力を感じた方は、ぜひチャレンジしてみてください。












