ダトニオの餌付け~人工餌に慣れさせる方法から、食べない時の原因と対策まで解説~
ダトニオは迫力のある特徴的な体型や、バンド模様のコレクション性の高さなどから、昔からとても人気がある肉食魚です。丈夫で飼いやすく、成長は遅いという特徴もありますが、餌もたくさん食べる魚です。そんな大食漢であるダトニオが、餌を食べなくなると飼い主としてはとても心配です。この記事では、ダトニオにおすすめの餌や人工餌の餌付け、餌を食べない場合の対策などについて解説します。
ダトニオの餌付け
ダトニオは大食漢で餌をたくさん食べます。性格も神経質というほどではなく人にも慣れやすいため、決まった時間に餌を与えるようにすると、水槽の前に人間が近づいただけでこちらに寄って来るようになります。こちらをじっと見つめて、そわそわとエサくれダンスをする姿はとても可愛らしいです。

おすすめの生き餌
ダトニオは泳ぎがとても上手く、口に入るサイズの金魚などの小魚やエビは、追いかけて行ってすぐに捕食します。金魚やメダカ、川魚など泳ぎが上手い魚、エビなど、生き餌に対する食いつきは抜群と言えるでしょう。栄養価が高いだけでなく、迫力のある捕食行動を観察できるのも、生き餌の魅力と言えるでしょう。
生き餌を与える際には、病気を持ち込まないようしっかりとトリートメントを行うことを欠かさないようにしましょう。

金魚
金魚はサイズが様々で価格もお手頃なので、ダトニオの主食におすすめです。10㎝前後のダトニオであれば小赤サイズの金魚、20㎝以上の若いダトニオであれば別下~和金サイズの金魚が捕食対象になってきます。
メダカ
メダカは価格も安く、小さく細長い体型をしているので、ダトニオのサイズが小さいときに与えやすい生き餌です。10㎝未満のダトニオであれば主食として、それ以上の大きさのダトニオではおやつ感覚で与えるのがおすすめです。10㎝程度のダトニオで1食5匹前後、20㎝を超える個体だと軽く20匹は食べるでしょう。
ミナミヌマエビ
ミナミヌマエビもメダカと同様、安価でサイズが小さいことから、ダトニオが幼魚の頃に与えるのがおすすめです。泳ぎは上手ではありませんが、流木などを入れていると隙間に隠れてしまうため、ダトニオからすると少し捕食に苦労するかもしれません。
冷凍アカムシ
厳密には生き餌ではありませんが、冷凍アカムシもよく食い付きます。ダトニオが稚魚サイズの時には、メダカも食べられませんので、冷凍赤虫が与えられることが多いです。成魚になってからも、コスパという意味では最もおすすめできる餌と言えるでしょう。
ちなみに経験上、乾燥した赤虫だと多少慣れが必要かもしれません。
どじょう
どじょうは長細いため、あまり適しているとは言えませんが、小さいサイズのどじょうやカットした冷凍どじょうも食べます。のどに詰まらせないよう注意が必要ですが、どじょうは栄養価が特に高いため、ダトニオのサイズを大きくしたい場合にはおすすめできます。
おすすめの人工餌
ダトニオはクリルやおとひめなどの人工餌を餌付けることができます。人工餌は生き餌に比べてコストが圧倒的に低いのが魅力です。また、栄養のバランスが取れているのでダトニオを健康に育てることも可能になります。また生き餌に比べて保管や管理がしやすく、安定した給餌が可能になります。
腐りにくいという特徴はあるものの、長年保管することでいつの間にか酸化し劣化していた、ということもありますので注意しましょう。
クリル
人工餌の中では多くの熱帯魚の食いつきが良く、色揚げ効果も期待できるのがクリルです。ダトニオもクリルから人工餌に慣らす方が多い印象です。浮きますが、ダトニオであれば簡単にエサを取ることができるでしょう。
カーニバル
カーニバルは浮遊性の人工餌です。栄養豊富で食いつきもよく、ダトニオにおすすめの人工餌です。ダトニオのサイズが大きくなったら、一回り大きいビッグカーニバルに切り替えても良いかもしれません。
おとひめ
おとひめは幅広い用途の沈下性の人工餌です。栄養が豊富で食いつきも良く、これまで紹介した餌の中では一番安価に入手が可能です。粒のサイズによって種類が分かれており、ダトニオの成長速度に合わせて使い分けられるのも便利です。沈むため、ダトニオが認識できるように与えましょう。
ダトニオを人工餌に慣れさせる方法
ダトニオはよく食べる魚ですが、オスカーやブラントノーズガーなど他の肉食魚に比べると、比較的人工餌には慣れにくいと言えます。特にダトニオが小さい頃から生き餌を与えていると、人工餌には見向きもしない個体も少なくありません。生き餌はコストがかかりますので、人工餌に慣れさせたい飼い主も多いと思います。ここからは実際の経験を基に、ダトニオを人工餌に慣れさせる方法を解説します。

生き餌を与えない
大前提になるのは、生き餌を与えないことです。生き餌と人工餌を並行して与えると、ほとんどの場合人工餌を食べてくれません。人工餌に慣らす期間は、生き餌を断つようにしましょう。
生き餌に近い餌で慣らしていく
ダトニオが人工餌に餌付きにくい最大の理由は、やはり動かないからだと考えられます。まずは動かないものを餌だと認識してもらうことが重要です。
冷凍赤虫や冷凍した魚、エビ、どじょうなど、生きてはいないけれど生き餌に近い状態の餌を与えて、動かないものも食べられると認識してもらいましょう。
人工餌を織り交ぜながら、根気強く与える
動かないものを食べてくれるようになったら、時折カーニバルなどの人工餌も織り交ぜて与えるようにしましょう。無視されるかもしれませんし、一度口に入れて吐き出されるかもしれません。しかしこれは通過儀礼ととらえて根気強く与え続けてください。人工餌を食べられる(意外とおいしいはず)と認識してくれれば勝利です。
極限までお腹をすかせて与える
どうしても食べない場合は1週間程度断食させて、極限まで空腹状態になってもらいましょう。成魚であれば2週間ほど断食させても問題ありません。稚魚~幼魚の頃は体力がないため、3日程度に抑えておきましょう。
飽きに注意する
人工餌を食べてくれるようになっても、飽きがきて再び食べなくなる場合もありえます。複数種類の人工餌を準備して、ローテーションで与えるなどの工夫を行いましょう。
ダトニオが餌を食べない原因と対策
ダトニオが生き餌も人工餌も食べなくなってしまった場合は、必ず原因があります。深刻な事態に陥る場合もありますので、原因を突き止めて早めに手を打つようにしましょう。

お腹がいっぱいだから
ダトニオが餌を食べないのは、単純にお腹がいっぱいだからかもしれません。普段は魚に突進する勢いのダトニオですが、満腹なら無視します。これが理由なら安心です。
対策
お腹がすくまで時間をおいてください。基本的には、丸1日何も食べていなかったらお腹が空くはずです。2,3日様子を見て、それでも食べなかったら他に原因がある可能性が高いです。
餌に飽きているから
ダトニオが普段食べている人工餌を急に食べなくなった場合は、同じ種類のエサに飽きが来ているかもしれません。また一度生き餌を与えると、その美味しさを覚えてしまい、人工餌に対する食いつきが悪くなることもあります。
生き餌に飽きが来るということは基本的には考えられません。
対策
別の種類の人工餌を与えてみてください。特に匂いや形状が違うものの方が良いかもしれません。
またしばらくの期間絶食をさせ空腹状態にすることで、再び同じ人工餌を食べるようになるでしょう。
体調が悪いから
ダトニオが調子を落としている可能性が考えられます。体調を崩す原因は飼育環境の悪化や、外傷などによって元気を無くしている可能性が考えられます。一つずつ原因を分析し、対策を行うようにしましょう。
対策
水質悪化の場合
フンや食べ残しで水質が悪化していませんか?ダトニオは丈夫な熱帯魚ですが、極端な水質悪化では体調を崩します。一番の対応策は水替えを行うことです。ダトニオがどれだけ弱っているかにもよりますが、最大で飼育水の半分~2/3くらいを毎日水替えしても問題ありません。
水温の乱高下の場合
夏場の猛暑やヒーターの故障、水替えの際の飼育水との温度差など、水温が乱高下することに、ダトニオは意外と弱いです。予防はもちろん重要ですが、もし水温の乱高下が発生してしまった場合は、元の水温に戻るように調整してあげてください。
外傷・ケガの場合
流木や石、底砂などによるスレ、混泳相手との喧嘩による外傷などが原因で弱ってしまいことがあります。一番の対策はケガの原因を水槽から取り除くことです。またケガをしてしまった場合は、塩水浴や薬浴による治療・病気の予防を行いましょう。
病気だから
ダトニオはエロモナス菌やカラムナリス菌、寄生虫などが原因の病気になる可能性があります。苦しそうに浮いている、落ち着きなく泳ぎ回っているなどの行動をしている場合や、ヒレや鱗などが赤くなるなど見た目に異常がある場合は、病気の可能性が考えられます。
対策
1番の対策は病気になる前の予防です。多くの病気は水質の悪化と、魚の免疫低下が原因です。こまめに水換えをし、ストレスの少ない環境を目指しましょう。
治療には塩浴や薬浴を速やかに行いましょう。
まとめ
ダトニオは大食漢で、その食べっぷりは見ていて気持ちが良いです。一方で人工餌には若干餌付きにくいため、小さい頃から慣れさせるなどの工夫を行いましょう。またエサを食べなくなってしまった際には、速やかに原因を探り、対策を行うことが重要です。










