ポリプテルスは捕食が下手。どうやって餌を見つける?嗅覚はあるの?

ポリプテルスは捕食が下手な熱帯魚です。混泳している場合は、他の魚に餌を取られてしまうことも少なくありません。この記事ではポリプテルスがどのように餌を見つけ、食べるのか、捕食が下手な場合の対処法について解説します。これから飼育を検討している方や、飼育中の方は参考にしてください。

ポリプテルスは捕食が下手

ポリプテルスは、エサの捕食は魚の中でも下手な方です。泳ぎはたいていの魚の方が早いので、餌になる小魚には逃げられますし、競争相手となる大きな魚には先を越されてしまいます。

ポリプは古くから姿形がほとんど変わらない古代魚なのですが、自然界の競争をどうやって生き延びてきたのだろうと感じます。おそらく、丈夫な体で、他の魚の死骸も含めなんでも食べてきたのだろうと推測します。

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ポリプテルスに嗅覚はある?

ポリプテルスに嗅覚はあると考えられます。視界の外に人工餌などを入れても、明らかに反応するからです。鼻の先に鼻管といわれる2本の管を持っており、それを頼りに匂いなどを感じでいるかと思います。

ポリプテルスを観察していると、餌を探す時以外にも、匂いを嗅ぐかのような行動を取ることがあります。例えば私が飼育しているセネガルスは、パルマス・ポーリーに鼻先を近づけて、匂いを嗅ぐような仕草を見せます。気になって追いかけているだけなのかもしれませんが、人間や犬のように「くんくん」する姿は可愛いらしいです。

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ポリプテルス パルマス ポーリー

ポリプテルスの餌の見つけ方

ポリプテルスは、主に嗅覚や触覚を使って餌を見つけています。目はほとんど役に立たないほど悪いようです。具体的には、匂いをもとに餌の場所を見つけ、鼻先に触れるとエサかどうかを判断して口に入れているように見えます。一度くわえたエサを吐き出しもするので、嗅覚の他に、味覚のようなものも存在するのかもしれません。

生き餌の場合

ポリプテルスは魚や昆虫などを食べる肉食魚です。そのため生き餌にも敏感に反応します。基本的に他の魚に比べると泳ぎはうまくないため、追いかけて捕食するというよりは、ゆっくり近づいてスキをついたり、待ち伏せしたりして食べることが多いです。

メダカなどの小魚の場合、相手がよっぽど油断していたり、弱っていたりして動きが鈍くない限り、簡単には捕まえられません。ポリプテルスがじっと動かず、目の前に泳いできた時にバクッと食べるイメージです。

ミナミヌマエビなど、小さいエビの場合は、相手も水槽の底で留まっていることが多いので、捕まえやすそうです。ゆっくりと近づき、水と一緒に吸い込んで食べるイメージです。

どじょうの場合は、同じく水槽の底で留まっていることが多く、対象も大きいため、タイミングが合えば簡単に捕まえられます。ただし、逃げる力も強いため、上手く口に入らないと一瞬の隙をついて逃げられてしまいます。

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ポリプテルス パルマス ポーリー 生き餌 どじょう

私が飼育している例では、デルヘッジとセネガルスが明らかに生き餌を探す様子が観察できました。魚やどじょうは探すまでもなくその辺を泳いでいますが、ミナミヌマエビを探すときに、鼻を使って「くんくん」と探索していました。

ウィローモスを入れていた時は、小腹をすかしたデルヘッジとセネガルスが、ウィローモスの塊に顔突っ込み、熱心にエビを狙っていました。これも、ポリプテルスの抜群に可愛い行動です。

人工餌の場合

人工餌は、入れると水槽の底を這いずり回るように、匂いをもとに探し出します。そして、餌が鼻管や口にあたると、ぱくぱくと口を動かし吸い込んで食べます。

ポリプテルス デルヘッジ 人工餌 エサ 餌

人工餌によって匂いも違うのか、餌の種類によって反応の大きさも異なるように感じます。ちなみに一番反応がよい人工餌は、今のところボトムスです。

ポリプテルスが捕食できない時の対策

ポリプテルスは捕食が下手なため、単独飼育であれば問題ありませんが、他の熱帯魚と混泳していると、ポリプだけエサに当たらないという事態が起きます。生き餌の場合も、人工餌の場合も、入れた瞬間に他の捕食がうまい魚に食べられてしまうのです。

十分な量の餌を入れる

ポリプが餌に当たらない場合、他の魚が一瞬で食べきれない量の餌を与えると、ポリプも食べることができるでしょう。人工餌はもちろん、生き餌も一度にたくさん入れることで、他の魚が食べ切るまでにタイムラグが生まれ、ポリプが餌にありつくことができます。

その場合には、食べ残しなどによって水質の悪化に注意しましょう。食べ残しがでたらすぐに掃除する、頻繁に水換えをする、などの対応が必要になります。

他の熱帯魚のスキをついて餌を与える

その他には、他の熱帯魚の隙をついてポリプテルスに餌を届ける方法があります。第一弾の餌を投入したすぐ後に第二弾を投入したり、餌くれダンスをしている熱帯魚の視界の外からポリプ用の餌を投入したりすることが考えられます。

ただし、餌を入れた瞬間に波紋や匂いを察知して、すぐに餌を口に入れる魚もいるため、なかなか上手くいかないこともあります。

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餌の種類を分ける

熱帯魚によって与える餌を変える方法もあります。同じ肉食魚であれば食べるものは同じかもしれませんが、例えばブラントノーズガーには浮遊性の餌、ポリプテルスには沈下性の餌を与えることで、ポリプにご飯が当たる可能性が高まります。

まとめ

ポリプテルスは捕食が下手で、他の魚に比べて餌を見つけるのに時間がかかります。混泳している場合は、ポリプテルスに餌が当たるように工夫しましょう。