ポリプテルスの鱗が剥がれるのは松かさ病?症状、原因、治療法などを解説
ポリプテルスは病気になりにくい丈夫な熱帯魚ですが、魚の病気である、松かさ病に罹る可能性があります。この記事では、ポリプテルスの松かさ病について、症状から原因、治療法、予防法まで解説します。これから飼育を検討している方や、飼育中の方は参考にしてください。
目次
松かさ病の症状
松かさ病に罹った魚は、鱗が逆立ってしまいます。金魚などによく見られる病気で、全身の鱗が逆立つと、魚体が松かさ(松ぼっくり)のように見えることからくる病名です。
ポリプテルスも発症することがあり、松かさ病になると他の魚と同じように、背中や腹などの鱗が逆立ってしまいます。鱗が逆立つのは、割と病気が進行した後の症状で、前段階では腹部が膨張(腹水病、転覆病など)したり、赤く充血(赤斑病など)したりする症状が出ることもあります。

松かさ病の原因
松かさ病の原因は運動性エロモナス菌という、魚病菌です。この菌は水中の常在菌で、健康なポリプテルスであれば通常感染することはありません。極度の水質悪化などで体の免疫が落ちたポリプや、ケガなどの傷口から感染して発症することがあります。
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松かさ病の治療方法
松かさ病は治療することが可能です。いくつか方法がありますが、全身の鱗が逆立つほど病気が進行している場合は、命に関わりますのでただちに薬浴しましょう。
水換え
松かさ病は、初期段階であればこまめな水換えだけで治る場合があります。鱗の一部が盛り上がっている等の初期段階であれば、まずは毎日水換えを行い、綺麗な水質を保ちましょう。
後述する塩浴とセットで行うと、ポリプテルスへの負担も小さくなるのでおすすめです。
塩水浴
水の塩分濃度を高める、塩水浴も効果があります。殺菌効果が期待できるとともに、ポリプテルスの浸透圧調整機能を助け、自己治癒能力を高めることができます。
塩は、0.5〜0.6%ほどの濃度になるように調整します。90×45×45cm水槽であれば、約900gの塩を入れると、0.5%の塩水ができる計算です。塩水浴は水が悪くなりやすいため、餌は与えず、毎日水換えを行ってください。
薬浴
全身の鱗が逆立っている、赤く膨れ上がっているなど症状が酷い場合は、薬浴を行なってください。ここまで重症化すると命に関わる事態ですので、躊躇わずに薬浴して良いと思います。
薬は、グリーンFゴールドなどが効きます。その他の病気にも効きますので一本常備しておくと安心です。ポリプテルスは薬に弱いので規定量で処置せず、半分から三分の一程度の濃度で治療してください。一度の薬浴で治療するのではなく、水換えを繰り返して、何度も薬浴を行ってじっくり治療しましょう。
温度を上げてはいけない!
白点病など、病気の原因が寄生虫の場合、水温を上げることが有効ですか、松かさ病の場合は、水温を上げてはいけません。松かさ病の原因は、運動性エロモナス菌なので、30℃程の水温では逆に活発になってしまいます。
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松かさ病の予防方法
松かさ病の原因は、水槽の中に常在する運動性エロモナス菌によるものです。感染を防ぐことが、松かさ病の予防となります。
綺麗な水で飼育する
汚い飼育環境は、ポリプテルスの免疫力を落としてしまい、病気にかかりやすくなります。こまめな水換えを行うことや、十分な濾過装置を使用することで、清潔な水を保ってください。
ストレスを減らす
ポリプテルスにかかるストレスも、感染のリスクを高めます。隠れ場所や底砂を入れるなど、ポリプテルスがリラックスできる環境を整えましょう。また、相性の悪い魚と混泳も避けましょう。
ケガの予防
菌は、ポリプテルスの外傷から感染します。ヒレや体にケガをしないように注意しましょう。混泳魚との喧嘩や流木、底砂とのスレなどによっても外傷ができることがあります。
まとめ
ポリプテルスの松かさ病は、運動性のエロモナス菌が原因で発症します。末期症状になると治療は困難です。初期のうちに治療するか、細菌に感染しないよう予防を行いましょう。



