メダカにおすすめの水草|効果・種類・選び方・入れ方まで解説

メダカを飼育していると、水草を入れたほうがよいか、入れるならどんな種類がおすすめか、悩む方も少なくありません。メダカと水草の相性は全般的に良いと言えますが、隠れ家や産卵床、水質浄化など目的によってどんな水草を選べばよいかが変わります。この記事では、メダカ水槽における水草の効果から種類、目的別の選び方まで解説します。

メダカ水槽に水草を入れる効果

メダカ水槽に水草を入れるメリットは多くあります。ここでは、期待できる効果についてまとめます。

  • 隠れ家になる:外敵、直射日光、その他ストレスから隠れる影を作ってくれます。
  • 産卵床になる:メダカは水草に卵を産み付けます。水草の葉や、浮き草の根を好んで産卵します。
  • 水温上昇を防ぐ(屋外):屋外では直射日光が当たって水温が急激に上がるリスクがあります。浮草や睡蓮の葉は影を作り、水温の上昇を緩やかにします。
  • 水質浄化を補助する:水草は余分な栄養を吸収してくれるため富栄養化を防ぎやすく、水質維持を助けます。
  • 酸素を供給する:光がある時間は光合成し、酸素を供給してくれます。ただし夜間は呼吸によって酸素を消費する一面もあるため、水草を入れれば大丈夫とは一概には言えません。

【目的別】メダカにおすすめの水草

メダカ水槽と相性の良い水草はたくさんあります。ここでは、目的別におすすめの種類を整理します。

水草タイプごとの特徴

水草には、底砂に植えるタイプだけでなく、水面に浮いたり、石や流木に活着したりする品種もあります。まず、それぞれの特徴を押さえます。

  • 浮き草:水面に葉が浮いて、根は水中に漂うため、浮かべるだけで手軽です。特に屋外で日陰と産卵床を作りやすいタイプです。
  • 有茎草など:水中で底砂に根を張って育つため、ソイルや砂利が必要です。隠れ家や水槽レイアウトに向いているタイプです。
  • 活着水草:根を底砂に植えず、石や流木にくっつけて育てるタイプです。一度活着すると強固なため、抜けて浮きやすい水草よりストレスが少ないです。隠れ家や水槽レイアウトに向いているタイプです。

屋外(ビオトープ)でおすすめの品種

屋外では上から観察するのが基本なので、特に浮き草がおすすめです。外敵や直射日光からメダカを守る意味でも最適です。有茎草などは、丈夫な品種がおすすめと言えます。

  • 浮き草:アマゾンフロッグピット、サルビニアククラータ、オオサンショウモ、フィランサスフルイタンス、ホテイアオイ
  • 有茎草など:ウォーターダイヤ、ウォーターマッシュルーム、アナカリス、マツモ、ルドウィジア、ロタラ

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屋内水槽でおすすめの水草

屋内の水槽では、横から鑑賞するため、沈水タイプの水草の魅力を最大に生かせます。もちろん、浮き草も上述の効果を発揮します。

  • 浮き草:上記同様
  • 有茎草など:アナカリス、マツモ、カボンバ、ルドウィジア、ロタラ、その他各種有茎草、ロゼット型水草など
  • 活着水草:ウィローモス、アヌビアス、ミクロソリウム、ボルビティスヒュディロティ

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水草を入れる手順・ポイント

ここでは、水草を実際に水槽やビオトープに導入する際の手順や注意したいポイントについて解説します。

おもりを外す、枯れをカットする

購入した有茎草などは、おもりが巻いてあったり、プランターに入っていたりすることがあります。そのまま入れると、根の部分から腐ってくることがあるので、基本は外して一本ずつ植えます。また、枯れている葉などは腐って水質を悪くするため、あらかじめトリミングします。

水道水でよくすすぐ

水草についているゴミや貝、虫などを取り除くため、よくすすぎます。

農薬や卵を落とすための処理

輸入水草には、農薬が使われていることがあります。また、虫や貝の卵は透明で見えにくかったり、すすぐだけでは落ちなかったりするため、可能な限り処理します。

  • 農薬:しばらく別管理して残留農薬を減らすか、農薬除去剤を使用する
  • 虫や貝の卵:しばらく別管理して観察するか、除去剤を使用する

投入

  • 浮き草:水面に浮かべるだけ
  • 有茎草など:1本ずつ底砂に植える
  • 活着水草:石や流木に巻き付けて固定する

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メダカは水草を食べる?

メダカは水草そのものを主食としてバリバリ食べる魚ではありません。水草が食べられたような形跡がある場合は、下記のような状況が考えられます。

  • 水草に付いた微生物・藻類をついばみ、葉が破れる
  • 弱った葉が溶けたり欠けたりして、食べられたように見える
  • メダカではなく、混入した貝や他生体が食べている

屋外での越冬

屋外で飼育する場合には、メダカも水草も基本的には対策が必要です。夏場のままの設備では、死んでしまう可能性が高いと言えます。水温がなるべく下がらない工夫と、水質を維持する工夫が必要です。

  • 発泡スチロールや断熱材を使用する
  • ビニールハウスのような保温環境を作る
  • 日当たりの良い場所に設置する
  • メダカは冬眠に近くなるため餌は最小限に
  • 屋外のコンセントなどを利用してヒーターを設置する

よくある失敗例

ここでは経験を基に、メダカの水草の関係について失敗例を紹介します。

水草が増えすぎる

浮き草やマツモ、アナカリスは成長が速く、気づくと容器が水草でいっぱいになります。水草の増えすぎは鑑賞上の問題だけでなく、光や水の通りが悪くなったり、酸欠のリスクに繋がります。増えたら間引いて、環境を維持することを心がけましょう。

コケが増殖する

夏場、日当たりが良い場所に置いておくと、コケが爆発的に増殖してしまうことがあります。コケは光量と栄養のバランスが崩れた時に発生しやすいため、日当たりや餌、水換え頻度などを調整して対策を行いましょう。

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虫による食害

屋外では、特に浮き草や抽水水草が、蛾の幼虫などに食害されることがあります。葉がボロボロに食べられてしまうため、見つけ次第駆除するか、ネットなどで守りましょう。

水温の上がりすぎ、下がりすぎ

屋内でも屋外でも、水温を調整しなければ夏場や冬場にメダカ、水草は調子を落としてしまいます。クーラーや日陰、ヒーターや日当たりなどを活用して温度調整をしてあげてください。

メダカの稚魚が食べられる

メダカはよく卵を産み、どんどん増えますが、親が稚魚を食べてしまうことも少なくありません。卵の段階で隔離してあげるか、水草を多く入れて隠れ家を増やすことも有効です。

人工水草はアリ?

水草には、人工水草という選択肢もあります。本物よりも管理が楽で、枯れる心配もありません。水槽に彩りを加えたいのであれば、採用しても良いでしょう。材質や形状によっては、産卵もしてくれると考えられます。

  • 枯れないが、本物ではない(リアリティ、種類の少なさ)
  • そのままドボンでいいが、コケが生えたら掃除が必要

まとめ

メダカと水草は相性が抜群です。選択肢となる水草は、アナカリスやマツモのようなポピュラーな品種から、アマゾンフロッグピットのようなビオトープにピッタリの品種、ウィローモスや各種有茎草のような屋内水槽を彩ってくれる品種まで、目的や条件によって様々な種類があります。基本を押さえて是非チャレンジしてみてください。

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