【肉食魚の生き餌】ミナミヌマエビ〜繁殖、産卵、捕獲で安価に入手する方法〜

ミナミヌマエビは、肉食魚や熱帯魚の生き餌としておすすめの生き物です。繁殖や捕獲も行いやすいため、場合によっては安い費用で与え続けることができます。この記事では、ミナミヌマエビについて生き餌の観点から解説します。安く与えられる生き餌を探している方は参考にしてください。

生き餌としてのミナミヌマエビ

ミナミヌマエビは、体長3cmほどの小さなエビです。飼育しやすく、コケを食べることから、アクアリウムでは水槽の掃除屋さんとして人気です。

ミナミヌマエビは、肉食魚の餌としても人気です。ポリプテルスやオスカー、ダトニオ、ブラントノーズガー、ブラックゴースト、スネークヘッド、アロワナなど、多くの熱帯魚が好んで食べます。

サイズも手頃なため、成魚にはおやつ感覚で、稚魚や幼魚には食いつきの良いメインの生き餌として与えられます。

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入手方法

ミナミヌマエビは、お店や通信販売で簡単に購入することができます。また、捕獲や繁殖で入手する方法もあります。

購入する

熱帯魚の専門店はもちろん、ホームセンターの熱帯魚コーナーなどでも簡単に購入できます。単価はさまざまですが1匹50円程度〜で、まとめ買い30匹で1000円程度なら安い印象です。

また、インターネットで購入するとさらに安く入手できる場合があります。私が知る限り下記のお店で販売されているミナミヌマエビが最安値で、破格レベルだと思います。

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通信販売で購入する場合は、死着がないよう工夫がされていることがほとんどですが、念のため条件を確認しておきましょう。また当然ですが、到着日に必ず受け取れるようにスケジュールを調整してください。

繁殖する

ミナミヌマエビは簡単に繁殖させることができるため、一度入手したら繁殖して増やすこともおすすめです。

捕獲する

ミナミヌマエビは、日本の自然界にも生息しており、小川や用水路でも捕まえることができます。近くに水辺がある場合は、網一つで簡単に入手できる可能性があります。

なお、野生で捕獲しようとすると、ミナミヌマエビに見た目や大きさがよく似ている、スジエビというエビが採れるかもしれません。スジエビは、ミナミヌマエビと同じ感覚で肉食魚の生き餌として与えられますが、雑食性が強く、ミナミヌマエビを襲ってしまいます。同じ水槽に入れておくと、後述の繁殖が上手くいかない可能性がありますので注意して下さい。

繁殖方法

ここでは、ミナミヌマエビの繁殖について、詳細やポイントを解説します。

寿命と産卵サイクル

ミナミヌマエビの寿命は1〜2年です。野生では春から夏頃に生まれ、寒い冬を越した後、また春から夏頃にかけて交配、繁殖を行い寿命を全うします。

飼育下では、ヒーターなどを使用し水温や環境を調整することで、一年中繁殖をさせることが可能です。繁殖は容易で、下記の条件で飼育していれば、勝手に殖えてくれるといっても過言ではありません。

エサ

雑食性でなんでも食べます。ミナミヌマエビ専用のフードもありますが、メダカや熱帯魚の餌、水槽や水草についたコケまでなんでも食べます。

繁殖に適した水温

水温を20℃前後で安定させてください。自然下で繁殖するのが春や秋など、暑すぎず寒すぎない時期になりますので、同じような条件が良いでしょう。

私の場合、25℃程度の水温でも順調に繁殖していましたので、そこまで神経質になる必要はありません。しかし、30℃を超える高温や10℃を下回る低温には弱く、死んでしまうこともあるため注意しましょう。

繁殖に適した環境

ミナミヌマエビは酸欠、水質悪化にも弱く、環境が悪いと死滅してしまいます。エアレーションなどで酸欠にならないよう注意してください。また、水換えや濾過装置によって水質を安定させることも重要です。

しかし、メダカや金魚など一般的な魚を飼育できる環境であれば、細かな酸素濃度やPH値などを気にする必要はありません。

雌雄の判別

素人ではなかなか判別がつきませんが、体がひと回り大きく、触覚が長めなのが雄の特徴です。

オスとメスがペアになるのが大前提ですが、20匹以上など、一定数を同じ水槽で飼育していれば、ほとんどの場合雌雄が揃い、うまく繁殖してくれるでしょう。

産卵

雌が卵を持つと一目でわかります。ザリガニのように尻尾部分のヒダに茶色や黒色に近い卵を大量に抱卵します。

時折ヒダを前後に動かして、卵に新鮮な水を送っている姿を観察できるでしょう。抱卵中に脱皮をすると卵を落としてしまいますので、水質維持を前提に、水換えの量や頻度を最低限に調整しましょう。

孵化までの期間

雌が抱卵してから1ヶ月程度を目安に、赤ちゃんが孵化します。ミナミヌマエビの赤ちゃんは生まれた時から大人と同じ形をしています。とても小さくて可愛らしい姿を観察できるでしょう。

赤ちゃんは小魚などの格好の餌になります。食べられてしまわないよう、メダカなどとの混泳は避けた方が良いでしょう。

捕獲方法

ここからは、ミナミヌマエビの捕獲について、詳細やポイントを解説します。

捕獲場所

野生のミナミヌマエビは、小川や用水路などに生息しています。田舎はもちろん、都内でも生き物が生息している水辺があれば、生息している可能性は十分にあります。採取が禁止されていないスポットを探してみてください。

捕獲に必要な道具

家の近所であれば、網とバケツだけで捕まえることができます。少し離れることを想定して、あると便利な道具を紹介します。

伸縮可能な網

ミナミヌマエビは、主に網でスポットを「ガサガサ」して採取します。虫取り網だと網目が粗すぎますので、魚取り網を用意します。

伸縮可能な網が持ち運びに便利です。夏場などは100均でも簡易なものが販売されます。一回採取するには十分ですが、取手部分がすぐに壊れるので、しっかりしたものを揃えても良いと思います。

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ポリタンク

ミナミヌマエビを収納、運搬するための容器です。徒歩圏内の近場であればバケツやプラケースなどで代用できますが、車などによる移動がある場合、水がこぼれやすいプラケースより口が小さく、一時的に蓋ができるポリタンクがあると便利です。(蓋を閉めると酸欠になるまでの時間が短くなるので、基本開けて持ち運びます。)

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じょうご

捕まえたミナミヌマエビをポリタンクに移す際、エビが跳ねて上手く入りませんので、じょうごを使って水と一緒に流し込むと便利です。

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充電できるエアポンプ

ミナミヌマエビは酸欠に弱いので、運搬する際はポリタンクに酸素供給ができると望ましいです。充電式や電池式のエアポンプが1つあると何かと役立ちます。

また、エアポンプでなく投げ込み式の酸素玉などを活用する場合も、ポリタンクの蓋を閉めるとポリタンクが膨張していきますので注意しましょう。

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ビニール袋やタオルなど

水辺での作業になるため、採取や運搬の際にビニール袋やタオルがあると便利です。

おすすめのスポット

闇雲に水の中を網ですくっても、ミナミヌマエビは採取できません。どこに生息しているか(隠れているか)を知ると、一度の「ガサガサ」で大量に採取できます。ミナミヌマエビは、主に水流のない場所に集まっていることが多いです。

岩や石の裏

川縁の岩や石の裏を、網でなぞるようにすくってください。くっついていたミナミヌマエビが簡単に網に入ります。また、石と石の間に目視できる場合も多いので、狙って捕獲することもできます。

雑草や水草の根本付近

根本が水に使っている雑草や、水草の根元付近に網を近づけ、ガサガサと振るってください。振動に驚いたエビが網の中に入り、捕まえることができます。目視できなくても適当に「ガサガサ」すれば、一度に10匹以上入ることもありますよ。

おすすめの季節

ミナミヌマエビは基本的に一年中採取できますが、大量に採取できる時期があります。

夏の終わりから秋にかけて

夏が終わり、人間も過ごしやすい10月あたりから涼しい間が、最もミナミヌマエビの数が多く捕まえやすいです。上記のようなスポットで「ガサガサ」した時に、一度で採れる量が全然違います。

まとめ

ミナミヌマエビは、水槽の掃除屋さんとしてだけでなく、肉食魚の生き餌としてもおすすめです。生き餌はお金がかかりがちですが、ミナミヌマエビは簡単に入手、繁殖することもできるためおすすめです。生き餌の入手にお困りの方は参考にしてください。