ポリプテルスのヒレが白いのは水カビ病?症状、原因、治療法などを解説
ポリプテルスは、ガイノン鱗という堅い鱗に全身を覆われているため、病気にはかかりにくいと言われています。しかし魚の病気である、水カビ病にはなってしまう可能性があります。この記事では、ポリプテルスの水カビ病について、症状から原因、治療法、予防法まで解説します。これから飼育を検討している方や、飼育中の方は参考にしてください。
目次
水カビ病の症状
ポリプテルスが水カビ病になると、体やヒレが綿毛のような白い菌糸状のフワフワしたものに覆われます。放っておくと、次第に食欲がなくなっていきます。弱って元気も無くなりますが、最終的には、体の浸透圧が調整出来なくなったり、水カビが付着した部分が壊死したりして、死に至る病です。
金魚などの魚によく見られる他、メダカの卵などにも名前の通りカビのような見た目で現れることがあります。
水カビ病の原因
水カビ病の原因は、ミズカビ菌という、魚病菌です。ミズカビ菌は、水中に普段から存在しており、健康な個体であれば病気になることはありません。そして主にヒレや口、体表の物理的な傷口から菌が入って感染したり、弱って免疫力が低下して感染したりします。
白点病や尾ぐされ病、穴あき病など、他の病気の二次的に発生することが多いため、注意が必要です。
水カビ病の治療方法
水カビ病は治療することが可能です。薬浴が最も直接的に治療できる方法ですが、ポリプテルスは薬に弱いため、症状に応じて対応してください。
水温を上げる
ミズカビ菌は、温度が高いと弱ってくる性質があります。ヒーターで水温を28〜30℃ほどに上げ、こまめに水換えを行ってください。菌の活性を落とすとともに、ポリプテルスの自己治癒能力により治療する方法です。

塩水浴
塩水浴もおすすめの治療法です。浸透圧の関係でポリプテルスの体への負担が小さくなるとともに、ポリプテルス自身の治癒能力を高めることができるでしょう。また、水カビ病によって浸透圧機能が破壊されてしまった個体にとっては、延命の手段ともなります。
塩水浴は、0.5〜0.6%ほどの濃度に調整します。60×30×36cmの水槽であれば、およそ300gの塩を入れると、0.5%の塩水ができる計算です。塩水は水質が悪くなりやすいため、塩水浴をする場合は特にこまめに水換えをしてください。
薬浴
薬によって治療する方法です。直接的に菌を退治することができますが、ポリプテルスは薬に弱い性質を持っています。どの薬を使う場合でも、説明書に記載の規定量で処方せず、半分から三分の一程度ではじめてください。
薬は、メチレンブルーが有名であるとともに有効です。いろいろな病気を治療できるので、初心者の方であれば、一本は常備しておきましょう。
ポリプテルスを薬浴する場合、薄めの濃度で使用するとともに、毎日水換えを行い、数週間かけて完治させるような長い気持ちで治療してください。
水カビ病の予防方法
水カビ病の原因は、水槽の中に常在するミズカビ菌によるものでした。細菌の感染を防ぐことが、病気の予防となります。
水を綺麗に保つ
ポリプテルスの水カビ病は、水質の悪化が続くと発症することがあります。普段からこまめに水換えを行うこと、エサの食べ残しが発生しないようにすること、水槽の大きさに合った出力の濾過装置を使用することなどによって、水槽の水を綺麗に保つことが予防につながります。
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ストレスを減らす
ポリプテルスにストレスが溜まる環境も、病気感染のリスクを高めます。隠れ家や底砂を入れるなど、ポリプテルスが落ち着ける環境を整えてあげましょう。
病気・ケガの予防
ミズカビ菌は、ポリプテルスの外傷から感染する可能性が高いです。白点病や穴あき病、尾ぐされ病など、体表に傷がつく病気からの二次感染に注意しましょう。
また、流木や底砂とのスレ、混泳している魚とのケンカなどでケガをしないように注意しましょう。
まとめ
ポリプテルスの水カビ病は、ミズカビ菌が感染することで発症します。ミズカビ菌は常在菌で、健康な個体は感染しません。ポリプテルスの免疫が低下したり、ケガをしたりしないような環境を作り、できるだけ未然に予防しましょう。発症が確認できたら、迅速に治療を行いましょう。



