ニューラージパールグラスの育て方|基本から植え方・枯れる原因と対策・トリミング・ミスト式まで解説
ニューラージパールグラスは、丸い小葉が匍匐して広がり、水槽の前景に「緑の絨毯」を作れる水草です。水槽レイアウトにおいては、一度はチャレンジしたい定番種と言えます。一方で「浮いてくる」、「育たない」、「枯れる」といった悩みもよく上がります。本記事では初心者の方に向けてニューラージパールグラスの育て方を解説します。
目次
ニューラージパールグラスの基本情報
ニューラージパールグラスは、水槽レイアウトの前景で緑のカーペットを作る定番種です。名前が良く似たパールグラス、ラージパールグラスは縦方向に成長するため、役割は全く異なると言えます。また、同じ役割のキューバパールグラスと比較すると葉が大きく、密度では劣りますが、育成の難易度を含め手軽にカーペットが作れる品種と言えます。
- 学名:Micranthemum tweediei ‘Monte Carlo’
- 原産:アルゼンチン



ニューラージパールグラスの上手な育て方
ニューラージパールグラスは、密度高く育つほどその役割を果たせます。そのためには、光量とCO2が大きなポイントになります。
光量とCO2
光量とCO2はセットで考えます。CO2が十分なら強光がなくても育ちやすい一方で、CO2が無いなら成功率を上げるにはより強い光が必要になります。光量とCO2のバランスがとれるほどコンパクトに締まると言えます。
ただし、CO2が追いつかないほど光だけ強くなると、不調やコケを招きますので注意が必要です。
水温と水質
水温は22~28℃と、一般的な熱帯魚水槽の環境で問題ありません。水質は神経質になる必要はありませんが弱酸性をキープすれば間違いありません。水質悪化が起きないよう、適度な水流と週に1度程度の水換えを行いましょう。
栄養
生長を安定させ、根張りをよくするために、底床にはソイルを使うのがおすすめです。
植え方
特に水中では根が張るまで浮いてきてしまう悩みは尽きません。定着させ、均一にカーペットを広げるためには植え方が重要です。
- 小さく分けて植える:均一な絨毯をつくるため、塊植えせず小さく分けて、2〜3cm程度の等間隔に植えます。
- 斜めに植えてゆっくり注水:植え込みはピンセットで斜めにソイルに差し込みます。また、注水はできるだけゆっくり行いましょう。
- 「薄く」管理:厚みを増すと、絨毯の下側の葉に光が通らず傷み、剥がれて浮いてしまいます。植え付け時とトリミングで工夫しましょう。
トリミングのやり方
ニューラージパールグラスは定着後は成長が速く、しっかりとトリミングを行うのが「絨毯を密に保つ」ための秘訣です。カットはハサミを使って伸びた葉を上から強めにカットして大丈夫です。カーブハサミを使うことで、水槽内で水平に刈りやすいです。カットして浮き上がった葉や茎は網で回収しましょう。
CO2なしで育てられるか?
前提として、ニューラージパールグラスをCO2なしで上手に水中育成するのは簡単ではありません。CO2なしの場合、光を強めに設定する必要がありますが、強光でコケが発生してしまう例は少なくありません。うまくバランスを見極める必要があるため、下記を参考にして下さい。
- 光:短時間強光から様子見
- 水換え:頻繁な水替えを行う、コケの兆候が出たら頻度を上げる
水上葉・ミスト式
コケのリスクを抑えつつ根を張らせる、増殖を狙う方法として、「水上葉・ミスト式」があります。水を張らないためコケが出ず、ミストで高湿度を保つことで根付かせることが可能です。その後注水することで「浮く」と「コケが生える」を避けることができます。
- ソイルを敷く
- ニューラージを小分けして植える
- 霧吹きで全体を湿らせ、ラップ等で密閉
- ミストで保湿しつつ適度に換気
- 十分に根が張り、広がりが見えたら注水
まとめ
ニューラージパールグラスは前景で緑の絨毯をつくる定番の水草です。水槽レイアウトでは一度は必ず通る道ですが、きれいなカーペットを再現するためには少々コツが必要です。そのポイントは光とCO2、植え方、トリミングです。この記事を参考に、ぜひチャレンジしてみてください。


当サイトでは本種以外にも数多くの水草飼育情報をまとめています。他の水草についても知りたい方は、ぜひ当サイトの水草図鑑もご覧ください。





