オスカーの飼育方法〜大きさから成長速度、餌、混泳まで、飼い方を徹底解説〜
オスカーは、フィッシュイーター(肉食魚)で大食漢であることが有名な魚です。単独飼育でも存在感が大きく、丈夫で初心者でも飼育がしやすいため、ペットとして人気です。この記事では、オスカーの飼育方法を、大きさや成長速度、エサ、混泳まで詳しく解説します。これからオスカーの飼育や、他の魚との混泳を検討している方は参考にしてください。
目次
オスカーとは?
オスカーは、スズキ目シクリッド科に属する熱帯魚です。体高が高く、背びれが背一面に並び、大きな胸びれと迫力のある顔つきが特徴の魚です。丈夫で飼育が容易なだけでなく、個体によって違う体の模様は美しいため、初心者から上級者まで非常に人気の高い魚です。

オスカーの種類
オスカーには、様々な種類があります。種類によって色や模様などが大きく異なります。また、同じ種類の中でも個体差が大きく、柄などは一つひとつ異なるため、自分のお気に入りの個体を見つけて飼育する楽しみもあります。
模様が体全体に広がるレッドオスカー、赤い模様が線状に広がるタイガーオスカーなどの種類があります。そのほかにも模様がルビー色の種類や、体色や目が白色のアルビノなど、種類や個体ごとの個性もオスカーの魅力です。
大きさ
オスカーは最大サイズで40㎝以上になると言われています。しかし飼育下では多くの場合、体長30㎝程度で止まることが多いです。90cmスリム水槽で終生飼育ができるでしょう。
成長速度
成長速度はとても速いです。私が飼育しているアルビノ個体は、購入時は7~8㎝でしたが、半年で30㎝弱になりました。ポリプテルスやブラントノーズガーなど、成長が早いされる他の魚よりも一回り早く成長するように感じました。


水温
オスカーは、本来温かい地域で生活している熱帯魚です。そのため、オスカーに適した水温は25~28℃です。日本では多くの地域で、冬場にはヒーターが必須になるでしょう。
餌
かなりの大食漢で、人工餌も生き餌も問題なく食べてくれます。
人工餌
私は人工餌だと「カーニバル」や「ボトムス」、「クリル」などを与えています。なんでも食べますが、個体によって好みや飽きはありますので、様々な種類のエサをあげてみてください。量はカーニバルだと軽く10粒以上食べます。
水槽に近づくと『よこせ!』という感じで迫ってきます。しかしその食いっぷりは見ていて気持ちが良く、とても可愛いです。

生き餌
生餌は、小さいうちは「メダカ」、20㎝を超えた頃に「金魚」が最適かと思います。栄養面やコスパを考慮すると「冷凍赤虫」や「キビナゴ」を織り交ぜながら与えると良いかもしれません。なんでも食べますが、私が飼育している個体は、ぬるぬるしているのが嫌なのか、冷凍どじょうはあまり食いつきが良くありません。
性格
オスカーはとても気が強く、好戦的です。混泳魚を追いかけたりつついたりします。捕食対象とならない魚であっても喧嘩をしてしまう可能性があります。混泳を試してみる場合は、十分な広さを確保してあげる他、何かあればいつでも分離できるよう「セパレーター」を事前に準備しましょう。多少「過密気味」で飼育することで喧嘩を防止できる可能性があるとも言われています。
混泳
オスカーは気が強く、縄張り意識も強いため、他の魚との喧嘩になりやすいです。そのため混泳にはあまり向かず、単独飼育がお勧めです。
ポリプテルス
ポリプテルスは生活圏が異なりますが、オスカーがポリプテルスをいじめてしまいがちです。私の場合は、10㎝ほどのオスカーと、30㎝弱のポリプテルス3匹を混泳させてみました。当初、特に喧嘩もすることなく順調に共存できました。しかし、オスカーがあっという間に20㎝ほどまで成長すると、徐々にポリプテルスを威嚇したり、いじめるようになってしまいました。ポリプテルスは堅い鱗があるのでケガをすることはありませんが、通りすがりに噛みつかれますので、ストレスが溜まってしまうと思います。
ダトニオプラスワン
ダトニオプラスワンとの相性も良くありません。ダトニオプラスワンは体の形が似ている魚と相性が悪く、オスカーも縄張り意識から喧嘩になりやすいです。私は10㎝ほどのオスカーと、10㎝ほどのダトニオプラスワンを同時に飼育し始めましたが、オスカーは成長速度が速く、ダトニオプラスワンは成長速度が遅いため、どんどん大きさに差が生まれてしまい、オスカーが優位になってしまいました。
寿命
10年以上生きる魚です。古代魚と同じくらい長生きしますので、責任をもって飼育しましょう。
繁殖
人工飼育下では繁殖は難しいと言われています。お店で稚魚が販売されていますので購入しましょう。
値段
小さい個体なら1000円前後で買えると思います。都内の大手アクアリウムショップでは、10㎝以下で980円ほどでした。熱帯魚店では取り扱っている可能性が高い魚ですが、ホームセンターでは意外と見かける機会がありません。
飼育設備
オスカーは最大サイズでも40㎝ほどで、丈夫で飼育しやすいためペットとして人気の魚です。基本的な熱帯魚の飼育セットで飼育をスタートできます。
水槽
水量が多いほど水温や水質が安定するため、基本的には大きい水槽のほうが良いでしょう。90×30×36㎝の水槽で終生飼育が可能だと思われます。オスカーを単体で飼育するなら、60㎝水槽でも可能だと思いますが、最大サイズの40㎝まで成長するようであれば、奥行きが45㎝の水槽を準備しないと狭いでしょう。
ろ過装置
オスカーは肉食魚で、かなりたくさん食べます。すぐに水が汚れますので、ろ過能力が強い外部ろ過装置、あるいは上部ろ過装置が安心です。また、1週間に1度は水替えをしてあげましょう。60㎝水槽用の外部ろ過装置で8,000円弱~、上部ろ過装置で3000円~の費用感となります。一般的には外部ろ過装置の方が費用は高くなる傾向にあります。
ヒーター
オスカーは、25~28℃が適温のため、冬場にヒーターが必須になります。水温を常に26℃前後に保つと良いでしょう。水槽の大きさ(水量)に合った出力のヒーターを選ばないと、水温が上がり切りませんので注意しましょう。
64ℓ以下向けのヒーターで4,000円前後~、110ℓ以下向けのヒーターで5,000円前後~の費用感です。
| 水槽のサイズ | 水量 |
|---|---|
| 幅60㎝×奥行30㎝×高さ36㎝ | 約60ℓ |
| 幅90㎝×奥行30㎝×高さ36㎝ | 約90ℓ |
| 幅90㎝×奥行45㎝×高さ45㎝ | 約140ℓ |
エアーレーション
エアレーションは必須です。エアポンプは、モーター音が気になると思いますが、静音を売りにした商品であれば、あまり気になりません。水槽台に扉がついているタイプであれば、扉を閉めるとかなり音は小さくなります。性能にもよりますが1,000円~2,000円以下の費用で購入できます。
まとめ
オスカーは丈夫で飼いやすく、他の魚との混泳は難しい面もありますが、単体で飼育してもペットとしての魅力がたっぷりの魚です。オスカーの飼育を検討している方は、参考にしてください。









