ロタラ・ブラッドレッドを真っ赤に育てる方法|基本から、赤くならない原因と対策まで初心者向けに解説
ロタラ・ブラッドレッドは、ロタラ・ロトンディフォリア系の中でも特に赤が濃く出やすい人気の品種です。育成は容易で、後景に濃い赤〜ワインレッドの「赤い森」を簡単に作ることができます。 初心者にもおすすめですが、枯れてしまう、赤くならないという悩みも散見されます。本記事では育て方の基本からお悩みの原因と対策まで解説します。
目次
ロタラ・ブラッドレッドの特徴
ロタラ・ブラッドレッドは、濃い赤〜ワインレッドの葉を持つのが最大の特徴で、ロトンディフォリア系で「最も赤い」とも言われます。ただし真っ赤な発色を引き出すためには環境を整える必要があります。
また、分岐(側芽)が出やすく茂りやすいため、発色に必要な光を下葉に届かせるために定期的なトリミングが必要です。


基本的な育て方
水温・水質
水温は22〜28℃程度が目安です。一般的な熱帯魚水槽で飼育できます。水質は神経質になる必要はありませんが、弱酸性寄りを維持すると間違いありません。
光量
水槽用のLEDライトは必須です。光量は発色に大きく影響し、基本的には強光ほど濃い赤を発色しやすいです。
CO₂(二酸化炭素)
CO2は添加無しでも育成可能ですが、添加することでより濃い赤色の発色と、葉の密生を実現できます。
栄養
ある程度の栄養が必要なため、底床はソイルがおすすめです。過度な栄養はコケの原因になるため、肥料の添加は様子を見ながら少量ずつ検討すれば大丈夫です。
植え方
1本ずつ植え付けると抜けやすいため、数本を1束にまとめて植えるのがおすすめです。深く植えすぎない、束の間隔を詰めすぎないのがポイントです。
トリミング
茂りやすく、赤色の発色には光が不可欠のため、定期的なトリミングが必要です。水面近くまで伸びたらカットし、差し戻しとピンチカットを行うことで、同時に株数を増やすことができます。
真っ赤に仕上げる方法
ロタラブラッドレッドは上述の方法で育てることが可能ですが、「真っ赤に仕上げる」ためにはさらにポイントがあります。強い赤を発色するためには、光・CO₂・栄養が基本になります。

光・CO₂・栄養はバランスよく添加する
基本的には強光、CO2・栄養添加により強い赤色を引き出すことが可能です。ただし、この組み合わせは盛れば盛るほどコケの大量発生を誘発する可能性も高まります。光合成とのバランスをよく見て、最初は控えめに様子を見るのが失敗しないポイントです。
また、週に1度程度の水換えで栄養バランス、水質を整えることも重要です。
定期的なトリミングを行う
高光量下で赤みが強くなる一方、光が弱いと緑〜黄緑寄りになります。ロタラブラッドレッドは分岐によって茂りやすく、下葉に光が届きにくくなるため、必ず定期的なトリミングを行いましょう。
赤くならない原因と対策
赤くならない場合は下記をチェックし、不足や過剰を調整します。
1)光が弱い(陰に入っている)
赤系水草は光の影響が大きい、という整理が一般的です。全体が緑っぽい場合は、まずは光量不足・日当たりを見直します。上のほうは赤いけれど、下が緑っぽい場合は、下葉が陰に入っていないかを確認します。
2)CO₂・栄養が不足(不安定)
光だけが強くても、そのほかの要素が不足すると、最も濃い赤色は発色しません。また、添加量が不安定なのも良くないとされます。安定的・継続的に添加してあげましょう。
3)硝酸塩が高い
ロタラ・ロトンディフォリア系は、硝酸塩を抑えめにすると赤が出やすいという説も有名です。水換えや清掃、生体量の見直しなどで対応することが可能です。
品種の違い
ロタラには多数の品種が存在し、見た目も環境に大きく左右されるため、判別が容易ではありません。ここでは代表的な品種の基本的な違い・傾向についてまとめます。
比較表
| 名称(流通名) | 見た目の傾向 |
|---|---|
| ロタラ・ブラッドレッド | 濃い赤が狙える、葉が細くシャープ、分岐しやすい |
| ロタラ・レディッシュ | 赤〜オレンジ寄り、葉が細くシャープ |
| ロタラ・H’ra(hra) | 赤〜緑、葉が小さめ |
まとめ
ロタラ・ブラッドレッドは、ロタラの中でも最も赤いと言われるほど、鮮烈な発色が期待できる赤系水草です。育成は容易で初心者向けですが、真っ赤に仕上げるためにはポイントを押さえる必要があります。「水槽に赤のアクセントが欲しい」という方も簡単に導入ができますので、本記事を参考にぜひチャレンジしてみてください。


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